目次
はじめに
毎セット恒例となった、新ヒーローのサンプルデッキリストを紹介する記事です。9月17日発売予定の「侵奪されし影冠(Usurp the Shadow Throne)」についても、やっていきます!(前回、「闘魂激突」はこちら)



今回は、新規ヒーロー2名と多数の新規カードを獲得した《レヴィア》の「CC」「シルバーエイジ」両フォーマット用のサンプルデッキをGo Again Mediaチームで考案しました。また、基本的なヒーローの解説はこちらの記事で行っていますので、「このヒーローはどういう効果でどう戦うの?」という点から学びたい方は以下の記事をどうぞ!
PT/Callingチャンピオンのギロチンカッターこと
Shoma Yamamuraによる《マリス》紹介
CC《マリス》



今回のセットから新登場したマリスは、シャドウとネクロマンサーの混合ヒーロー!
マリスのゾンビは赤の0コスト、パワー3、ライフ3という共通したスタッツと、毎自ターンの終了時にライフが1減る「衰微」という能力を持っています。
なのでゾンビは放っておかれても死んでしまいますが、むしろ死んでからが本領発揮!!
マリスの能力によって追放ゾーンに《穢れ死体》トークンが作成されます。
この《穢れ死体》トークンがゾンビの本体であり、マリスの表現価値はこの《穢れ死体》を何体出して攻撃したかによって左右します。
追放ゾーンに作成された《穢れ死体》を出す手段は主に2通り!
①《イアラサエルへの門》トークンを使って追放ゾーンから直接場に出す。
②追放ゾーンから墓地に移してマリスの能力によって戦場に出す。
②の方が《イアラサエルへの門》トークンを使わずに場に出せるのでお得に見えますが、①の方法だとマリスをタップする必要があるので、同時に2体展開することが出来ません。
①の方法で《穢れ死体》を場に出しながらマリスの能力でもゾンビを場に出して攻撃するのがひとまず目指したい展開になります。
今回わたしが作成したマリスのCCデッキはこちら!
《イアラサエルへの門》トークンを作成しながら手札のゾンビを墓地に送り込める大事なインフラ《禍々しき通行料》はレインボーで採用!
手札で詰まってしまった防御値のないゾンビを無駄なく処理するために《群青に沈む》や《啓示の一撃》も3枚採用しています。

ライフがある序盤のうちに《イアラサエルへの門》トークンを用意する必要があるので、《禍々しき通行料》をプレイ。または《墓への呼び声》で《彷徨う聖騎士》を場に出すようにしましょう!
《彷徨う聖騎士》を先に出して放置されると、後続の《彷徨う司令官》などの処理されるべきゾンビを出した時に処理されると《イアラサエルへの門》トークンが出るのでお得です。



胴体装備である《亡者の織物》はマリスが描かれているだけあってまさに特化装備といえます。
《禍々しき通行料》や《墓への呼び声》でゾンビを墓地に送り込んだターンで1リソースを供給することで、そのままそのゾンビを場に展開することができます。

《穢れ死体》が追放ゾーンに生まれるまでは青のカードは積極的に防御に使用してライフを守り、上記のようなインフラ + ゾンビでターンを迎えるようにしてコンパクトに切り返しましょう!
《穢れ死体》が追放ゾーンに作成され始めてからがいよいよマリスの本領発揮!
《イアラサエルへの門》トークン + 《穢れ死体》 = 3リソースで場に出すことが出来ます。
青のカードをキープして《穢れ死体》を場に出していきましょう!
《穢れ死体》が場に出ると武器が反応して自動的に攻撃します。《穢れ死体》は「続行」を持っているので、その後アクションポイントを返してくれます。
さらにゾンビを展開または攻撃アクションカードを使って攻めましょう!



今回のセットで新登場した伝説装備《死の舞踏》!!
イラストがとてもかっこいい!!

1ターンに一度、2リソースを支払うことで、ゾンビに「自壊」と「続行」を付与します。
先手0ターン目に《彷徨う聖騎士》を自爆させて「イアラサエルへの門」トークンと《穢れ死体》を準備して、次のターンには《穢れ死体》を展開するのが良い使い方だと思います。
《禍々しき通行料》などの効果で「イアラサエルへの門」トークンが用意できていれば、自爆させるゾンビはなんでもよいですね☺
または、格納庫に《影の地の怪力》を残す場合でも自爆させても良いと思います。
《影の地の怪力》は追放ゾーンにあるゾンビを墓地に移すことができるので、イアラサエルへの門」トークンがなくともマリスの能力で《穢れ死体》をプレイすることができます。
ゾンビを処理されて手札をたくさんキープできたときも《死の舞踏》を使用するチャンスです。
マリスの行動パターンとして、青2枚で以下のピッチルートがあることを覚えておくといいかもしれません。
①「イアラサエルへの門」トークン + 《穢れ死体》⇒3点続行
②マリスの能力で墓地からゾンビをプレイ + 《死の舞踏》⇒3点続行
③手札からゾンビをプレイ⇒クローザー
これで青2枚とゾンビを消費して格納庫にカードを残すことができます。
サイドカードに《骸骨の操演(通称:オスティくん)》を採用しています。
相手がとても硬い=DRをサイドアウトする相手に交換していれる枠として採用しています。
墓地から出すゾンビに続行を付与することができるので、手札のゾンビと《亡者の織物》を合わせて使用することで「6点続行」で発射することができます。

マリスのゾンビの中で最強クラスである《彷徨う司令官》は、“先置き”するのがおすすめです!

マリスのゾンビは放置されるのが常となるので、《彷徨う司令官》が場に残った場合、後続の《穢れ死体》や強いオンヒット能力を持つ《彷徨うマジスター》を4点で攻撃することができます。《彷徨うマジスター》を先に置いて処理されていくとどんどん《彷徨う司令官》のシナジーが薄まっていくので留意が必要です。

いかがでしたでしょうか。
新登場したゾンビ系女子マリスの活躍が楽しみですね!!
アーモリーデッキと「侵奪されし影冠」のカードでほとんど形成されているので、今回からCCデビュー!という方にもおすすめのヒーローです☺
SAGE《マリス》

シルバーエイジのマリスは《亡者の織物》が使えない分すこし寂しいですが、シルバーエイジのカードパワーにおいて《穢れ死体》スタッツはとても破格です。

守護者が多いシルバーエイジでは一定のポジションは得れるかもしれません。
ネクロマンサー装備である《腐肉の王冠》や《惨憺の運び手》が使えるのは強みですね。
《穢れ死体》をたくさん出して盤面をゾンビまみれにして某ショーマンを圧倒しましょう!!


初代日本チャンプ、
どくいろことHiroyuki Tanseiの新《ヴィセライ》紹介
CC新《ヴィセライ》


LLしていた最初の「ルーン剣士」《ヴィセライ》が帰ってきた!!
めちゃくちゃ格好良い!!!!!!!!!!!!!
ストーリー的には同じルーン剣士の《チェイン》を殺害し、「影の主」の座を簒奪したらしく、昔はなかった「影」タレントがついています。
表面が追放領域を増やす効果で、裏面が「続行」を付与するのは《チェイン》を分割・調整したような効果ですね。
《チェイン》《Vynnset》とこれまでの影・ルーン剣士用のカードの多くも使えるため、構築の幅は非常に広いヒーローです。発売までの期間に、色々なタイプを組んで遊んでいたので、今回は張り切って2タイプ紹介します。
まずは新能力「侵奪」と「○○のルーン陣」…通称「大罪ルーン陣」にフィーチャーしたリストから。




「侵奪」を持つ攻撃アクションは全て追放領域からプレイできる効果を持っているので、表面の効果でそれらや《淘汰》のようなカードを追放領域に送る動きが理想です。《ルーン陣》を出したオマケに5点攻撃アクションや手札破壊が使用可能になるのは強力ですね!



そして《ルーン陣》を同ターンに3枚作れば裏面に変身!ターン最初の「血の負債」を持つ攻撃アクションに続行が付与されます。自ターンに《色欲のルーン陣》をプレイし、《囁く堕剣士》で《色欲のルーン陣》を「侵奪」すれば3つ《ルーン陣》が作成され、裏面に変身。裏面の効果で《囁く堕剣士》に続行がつきます。


続行攻撃の後は武器《七つの大罪の星雲》で攻撃するのが理想的な展開。武器は1コスト3点で、ヒーローにヒットすれば+1点相当のバリューと非常にハイスペック。
この武器で攻撃するために表面の効果で追放領域のカードを増やしたり、手札からカードを追放するカード《ウルスールの拝受》《淘汰》などを使い、追放領域からカードをプレイ→武器で攻撃の流れを意識しましょう。



また、変身のコツとしては表面で追放を供給→裏面で連続攻撃 をなるべく繰り返すのが強いのですが、毎ターン表面になる条件や裏面になる条件を満たせるとは限りません。
・表面から裏面になる際は、《イアラサエルへの門》があるか、《イアラサエルへの門》を作成するカードがデッキに何枚あるか意識する
・裏面から表面になる際は、《ルーン陣》を作成するカードを格納庫に置いて、裏面に変身しやすくする
・追放領域や格納庫に攻撃アクションが複数枚ある際は表面に戻れても戻らない
辺りを意識してプレイすると《ヴィセライ》の能力を活かして戦えます。
要は「追放領域のカードが足りない時は表面が強い」「追放領域のカードが多数ある時は裏面が強い」という理解でOKです。
状況を見て適切にヒーロー能力を活かそう!
デッキを追放する能力から、ファティーグ相手が苦手…という側面があります。そんな相手には《侵奪されし影冠》を発射するビッグターンを狙いましょう!

次に0コストのカードを中心に組んだチュリオス《ヴィセライ》をご紹介します。

こちらの構築は0コストを軸に組んでいるので、リソース事故が起きない点が強み。《Dabble in Darkness》はトップを追放しながらそのピッチ分攻撃値が下がる《飽くなき無秩序》のような性能ですが、バニッシュから使えるカードが捲れた場合《飽くなき無秩序》+《スナッチ》とも言える性能になります!



《Dabble in Darkness》や《Jack-o’-lantern》や腕装備《深淵の伸手》など、表面になっていなくても追放領域にカードを増やす手段が多いのも特徴です。腕装備《深淵の伸手》は追放から使えるカードと同時に防御に出すことで、実質手札を減らさずに防御が可能。戦闘チェインの全ての防御カードを追放するため、《シンドラ》や《カツ》がチェインリンクを繋げながら攻撃してきた場合も複数枚の防御カードを追放することが狙えます。
ピッチをしない関係でよりファティーグしやすくなっているのは弱点。そんなファティーグを突破するために活躍するのがサイドカードの《RiftBind》です。

追放領域に複数枚の《RiftBind》と、追放領域からプレイできる非攻撃アクションである《Seeds of Agony》、《Requiem for the Damned》、《淘汰》、《Funeral Moon》などをため込んで、一気に非攻撃アクションをプレイしながら《RiftBind》を連打するビッグターンを作りましょう。



《Seeds of Agony》の秘術ダメージを自分に飛ばすことで、《淘汰》や《Requiem for the Damned》のインスタントプレイ条件を満たすことができます。《Requiem for the Damned》で《Eloquence》トークンを作成し、《淘汰》や《Funeral Moon》をプレイすれば《Eloquence》トークンで続行がついたインスタントになるため、1アクションポイントが増えます。これにより《Rift Bind》の連打が可能です。


紹介したタイプ以外にも以下のような構築が考えられます。
・ライフを守りながら《ルーン陣》を溜めて、《Arknight Ascendany》+《反理想郷のソナタ》のコンボを狙う「亀ヴィセライ」
(裏面に変身し、その後ずっと裏面のまま過ごせばファティーグも防げます)


・《RiftBind》コンボに特化した「コンボヴィセライ」



・「ルーン門」カードに寄せた「ルーン門ヴィセライ」
《Vynnset》に似た戦略ですが、手札の強制追放がない点や《アークナイトの堕落》の存在、裏面での続行付与は《ヴィセライ》で「ルーン門」を使う理由になります。



どんな構築が一般的になるのか楽しみです!
SAGE新《ヴィセライ》


シルバーエイジでも「侵奪」などの主要カードは使用できるため、CCと同じ戦略で戦えます。
特に《ルーン陣への変換》と《苦悶の印》の2種の強力な防御リアクションが採用できるのはシルバーエイジの「ルーン剣士」の強みですね。


初代日本チャンプ、
どくいろことHiroyuki Tanseiの《レヴィア》紹介
CC新《レヴィア》

既存ヒーローの再録となった《レヴィア》は多くの新カードを獲得しました。墓地と追放を扱うちょっとテクニカルな影・野人クラスである《レヴィア》は、これまでは「墓地から3枚ランダムに追放」、「手札を追放」するカードが追加されていましたが、今回は「デッキトップの追放」が与えられています。
特に《狂乱索餌》は2/6/3続行と破格のスペック。「このターン中」を参照するので、予め《血の収穫》や《Dread Screemer》などのカードで攻撃値6以上を追放していればデッキトップが攻撃値6以上じゃなくても続行がつきます。
同サイクルの《貪食の影獣》も2コスト8点と良好なパフォーマンス。




また、影ヒーロー共通の新ギミックとして《イアラサエルへの門》がありますが、《レヴィア》は《イアラサエルへの門》と相性が非常に良いです。

まず、追放領域のカードは《Dread Screemer》などで自ずと増えるため、対戦していると自然に《イアラサエルへの門》の対象が増えて、その場に応じて最適なカードが選択可能になります。
次に、《影の地の恐怖》などのような強力な続行攻撃アクションを使いまわすことができます。
更に、「血の負債」が溜まっているが「攻撃値6以上のカードを追放する手段がない…」といった事故手札が来た際にも《イアラサエルへの門》から追放が行える攻撃アクションをプレイできれば「血の負債」で自爆することを防げます。
柔軟なプレイ・強いカードのかさまし・事故回避 と3つの役割があるワケですね。
《イアラサエルへの門》を作成するカードである《天を割く》も非常に柔軟な動きを可能にしてくれるため、注目しています。
これまで《レヴィア》は一度「血の負債」が溜まりだすと、相手から《征服の命令》のような妨害攻撃アクションをプレイされた際に、「防御したいが防御すると《レヴィア》の能力を誘発させれなくなってしまうため、テイクしなければならない」ような状況がありました。他にも「手札が全て赤いカードで、防御に使用した方が表現価値が高いが防御してパスをすると「血の負債」のダメージを受けてしまう」とかですね。



しかし《天を割く》が手札にあれば、APもリソースも消費せずに「血の負債」を消せるため、2枚防御して武器《Hexagore,the Death Hydra》で攻撃しつつ《天を割く》を追放したり、2枚防御して《天を割く》を追放して格納庫にカードを置いてパスといった、いわゆる「しゃがみ」が可能になったのです。
他にも《狂乱索餌》や《貪食の影獣》の条件をデッキトップに関係なく満たしたり、相手ターンに《飽くなき飢餓、ブラスモフェット》トークンの維持条件を満たしたり、非常に器用なカードです。
以前は一度追放領域が溜まりだすと大振りな攻撃をし続ける暴走機関車になるしかなかったのが《レヴィア》の明確な弱点の一つでしたが、急ブレーキが可能になった感じですね。
また、一度走り出してから追放する手段がない手札を引くと自爆していましたが《血の収穫》《》などの増加でグッと自爆率も減りました。
そんな新カードたちを採用したリストがこちら!

野人クラスの必殺技であるBrBこと《Blood Rush Below》を強く使うことを意識したリストです。《狂乱索餌》という続行カードが増えたことで、BrBターンの3連撃が現実的になっています。

武器は《Hexagore, the Death Hydra》を採用。《荒岩乗り》を攻撃値6にできるため、青の攻撃値6が増えますし、「攻撃時に6-追放領域の血の負債カード枚数分ダメージを食らう」というデメリット能力も《血の収穫》等で追放領域のカードが増えやすくなっており、かなりデメリットが緩和されました。

ターンが来て《Hexagore, the Death Hydra》で攻撃してパス、という動きをすると《レヴィア》の能力が誘発血の負債分のダメージを消せない…という第二のデメリットがありましたが、《血の収穫》や《天を裂く》、《喰らい尽くす怪力》など手札からインスタントで追放できるカードが増えたことで、そちらのデメリットを無視できるパターンも増えました。
青ピッチしながら《喰らい尽くす怪力》を起動→武器《Hexagore, the Death Hydra》で攻撃と動けばレヴィアの能力を誘発させながら手札2枚で8点!なのでまるで《Swing Big》ですね。



今回紹介した構築以外にも、以下のような構築が考えられます。
・《得体の知れぬ貪り》+《屍骨野への訪問》+墓地に《Shaden Death Hydra》の状況で2枚13点のコンボが可能なコンボレヴィア



今回紹介した構築以外にも、以下のような構築が考えられます。
・《堕天したヘラルド》+《次玄の渡し守》のループに注目して「血の負債」カードを殆ど採用しないファティーグレヴィア



・《飽くなき飢餓、ブラスモフェット》トークンに注目したタイプのレヴィア



・《Bloodrush Bellow》を抜いて安定した打点を目指すミッドレンジレヴィア
などなど《レヴィア》もいろんな構築の可能性があり得ます。どんなタイプが強いのか楽しみですね!
SAGE新《レヴィア》

シルバーエイジでも《レヴィア》の主力カードである《Dread Screemer》や《Graveling Growl》といったカードが使用できます。


同じ野人クラスの《ケイヨ》と比較すると、墓地コストが必要な点や「血の負債」によるデメリットが絡む必要はあるものの、防御値の高さや武器《地獄の鉄槌》による瞬間火力が強み。

「侵奪されし影冠」は拡張枠のカードも強力なものが多く、《ボルティン》《ファング》《アイラ》《ヤール》など様々なヒーローが強化されており、それらのヒーローの活躍にも注目しています。




新環境がどうなるのか楽しみですね!さらに、「プロクエスト」が10月より各地で開催、また10月17日にはコーリング京都が控えています。秋は新環境を満喫しましょう!
以上です!お読みいただきありがとうございました。
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