「マスタリーパック:戦士」で大幅強化!《オリンピア》徹底解説!構築済み、SAGE、CC

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今回は「マスタリーパック:戦士」で大幅強化された戦士クラスのヒーロー、《オリンピア》を徹底解説します!

至宝の勇士、オリンピアは2024年2月に「暴力の饗宴/Heavy Hitters」で登場したヒーローですが、軸となる「賭け」カードの少なさや、ヒーロー能力で得られる《金貨》の使い道の乏しさから競技シーンでの活躍は一切なかったヒーロー。
それが、「マスタリーパック:戦士」と「アーモリーデッキ:オリンピア」で強化され、今回競技シーンでの活躍が期待できるほどの強さに仕上がっています。実質新ヒーロー!
この記事では以下を解説。
・基本的な戦略の解説
・アーモリーデッキの解説
・CCフルパワー構築の解説
・相性考察や《オリンピア》対策考察
・シルバーエイジの《オリンピア》解説 
この夏、一番熱い男こと《オリンピア》を徹底的に解説します。

《オリンピア》の基本

《オリンピア》の基本戦略は「賭け」(=Wager)能力のカードを使用することです。

「賭け」は次に行う攻撃に「ヒットするかどうか」を賭けても良い、という効果を与える能力。例えば《腹破り》をプレイしてから、そのターン攻撃をした際に「賭け」を行うか否かの選択が発生します。そして「賭け」を行うと宣言した場合、「攻撃がヒットすれば攻撃側の勝利」、「攻撃がヒットしなければ防御側の勝利」になり、勝者側に《勇敢》トークンが与えられます。

更に《オリンピア》は「賭け」に勝利するとヒーロー能力で《金貨》が獲得できます。(※「賭け」を複数回行っても、《金貨》は1枚しか得られません)
要は《腹破り》のような「賭け」アクション→武器《黄金の血杯》で攻撃して「賭け」→攻撃をヒットさせて「賭け」に勝利すれば「賭け」のボーナス+《金貨》が貰えて次のターンの攻撃も強力に!というサイクルが基本のヒーローですね。 

これまで、《オリンピア》が抱えていた問題は大きく二つ。「賭け」カードの種類の少なさ故のカードの弱さと、仮に「賭け」に勝利しても《金貨》の使い道が少ない点でしたが、「マスタリーパック:戦士」で両方が解決しています。まず、《腹破り》、《ブラフキャッチ》、《下手打ち》などの優秀な賭けカードが増えたのは大きいです。

更に、新登場した象徴武器《黄金の血杯》は革命的で、《オリンピア》の能力で得られる《金貨》が無料の攻撃になる=3-4点がノーコストで出力できるため、出力の面が大幅に改善されています。

攻撃が通れば、「賭け」で得られた《金貨》《活力》《勇敢》などのボーナスにより、次のターンも攻撃が強力になりやすく、また「賭け」に勝ちやすい…という好循環を作りやすい反面、攻撃を止められ続けると苦しい…となりやすく、基本的には「防御が苦手なアグロに強く」「防御が得意な守護者やファティーグデッキが苦手」と言えるでしょう。

ですが、攻撃リアクション《泥濘の中へ》といった攻撃を通す手段や、《ヘッズアップ》や《倍賭け》などによる「圧倒」「凌駕」の付与で防御的な相手にも対抗策が増えており、弱点も改善されています。

では続いて、「アーモリーデッキ:オリンピア」のリストを見ていきましょう。

「アーモリーデッキ:オリンピア」リスト分析

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2026年8月現在、アーモリーデッキ限定のカードは以下装備品《勝利のガントレット》、《勝利のプレート》、《勝利の先導》と、《ヘッズアップ》、赤青の《腹破り》、《大本命》、《商品室への訪問》の8種類です。

特に《腹破り》はCC、SAGEの両構築に入ること間違いなしのアクションカードなので是非入手しておきたいカード。《ヘッズアップ》もCC《オリンピア》では定番のカードになりそうです。足装備《勝利の先導》は超強力足装備《勇敢な先駆者》の「賭け」バージョンとも言える装備品で、ファティーグ寄せの《オリンピア》や《ベッツィー》での活躍が期待されています。

構築自体は「賭け」をして攻撃する基本要素が抑えられており、充分クオリティが高いものになっています。特に《ブラフキャッチ》、《勝ち取れ》、《泥濘の中へ》といった《オリンピア》と相性の良いマジェスティックレアカードが収録されているのは嬉しいところ。

元の完成度が高めですが、とりあえず「安めに強化したい!」「サイドボードを用意したい!」という方向けのちょっとだけアップデートしたリストを以下に置いておきます。

Fabraryリンク

では続いて、ガチガチに組んだCC《オリンピア》のリスト解説やプレイの指針を解説します。

CC《オリンピア》デッキリスト

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CC《オリンピア》の強みはなんといっても《金貨》として扱える装備品《黄金の~》サイクル。これにより序盤から《金貨》を代替コストにする《倍賭け》や《ブラフキャッチ》などのカードや武器《黄金の血杯》でノーコストで攻撃できます。何カ所採用するかは悩みどころですが、今回は腕と足の2カ所に採用。

以下のような手札が来た時は攻め時。

青ピッチしながら《ヘッズアップ》《ブラフキャッチ》をプレイ。《黄金の~》装備品を破壊して《黄金の血杯》で攻撃して10点圧倒+攻撃リアクション《優勢の剥奪》で「賭け」に勝利することを狙いましょう。「賭け」に勝てば《金貨》トークンが作成されるので、次のターンも《黄金の血杯》は無料で振れます。この好循環こそ《オリンピア》の狙うゲーム展開ですね。

《腹破り》のような「賭け」を行うアクションカードは基本的に1コストなので、《活力》トークンや《フィエンダルの春のチュニック》が溜まっている際はビッグターンを作るチャンス。《束縛の死闘》などは見かけよりも重要なカードです。

以下のような手札で、《活力》と《金貨》があればピッチせずに手札4枚で、武器4点+3点+3点+3点+4点=17点の攻撃が可能。まるでチュリオスアグロのような打点です。

CC《オリンピア》の基本的なプレイ指針

・《金貨》の使い道について

《オリンピア》の生命線《金貨》は基本的に《黄金の血杯》に使用するのがオススメ!
《金貨》は《黄金の血杯》のコストに毎ターン使っていくのが基本的に理想です。《有金実行》などで複数の《金貨》が増えた際も、温存しておくことで《倍賭け》や《ブラフキャッチ》などのカードの代替コストに使用できます。

時には青ピッチして《金貨》を破壊してドロー、浮いた1リソースで1コストの「賭け」アクションカードを使う動きもアリですが、その動きをした数ターン後に《倍賭け》や《ブラフキャッチ》を引いてしまい後悔する…なんて展開にはならないように気を付けましょう。

・頭装備《至宝の兜》は「賭け」カードが引けていない時に使うのがオススメ!

頭装備《至宝の兜》は温存しておくことにより、《チェックレイズ》や《倍賭け》のような「賭け」している攻撃を強化するカードがあるが、「賭け」カードが引けていない…といった時の事故防止になります。下記のような手札の際は、《チェックレイズ》や《鋼の研磨》をプレイしてから、青ピッチして武器《黄金の血杯》で攻撃しつつリアクションで《至宝の兜》を起動すると強力な動きが可能ですね。

逆に、新品のままだとそういう状況でも《至宝の兜》が起動しづらいので、《至宝の兜》は早めに防御に出しておくことをオススメします。

《オリンピア》の長所と短所や相性考察

※以下の話は上記構築の《オリンピア》の話になります。

《オリンピア》を試運転していて思ったことは、《アザレア》に似ているということです。

「複数枚の非攻撃アクションで強化した、巨大な攻撃をしてヒットするとボーナスがある」という点が非常に共通しています。とはいえ相違点はいくつかあり、まず攻撃は武器で行う為、「攻撃アクションが引けていない」という事故が起きません。また、攻撃リアクションの豊富さや装備の硬さなども《オリンピア》の秀でている点でしょう。反面、「圧倒」の防御制限能力がカード依存で有限な点や、妨害力の低さは《オリンピア》が《アザレア》に劣る点です。

そして《アザレア》に似ているという事は《アザレア》同様《戦争屋の外交術》が弱点になります。

これまで例に挙げてきたようなターンは大体《戦争屋の外交術》をプレイされると成立しません。「賭け」カードの多くは非攻撃アクションですからね。《オリンピア》が流行すると色んなデッキに《戦争屋の外交術》が採用されるようになる可能性があります。攻撃リアクションが多数ある手札なら《戦争屋の外交術》を回避できるので、環境の様子を見ながら構築を調整していく必要があるかもしれません。

また、「賭け」の性質上、装備品が硬く、防御リアクションを多数採用している「守護者」や「戦士」には《オリンピア》の好循環に持ち込み辛く、苦しい展開になる可能性があります。そういった対面には《削ぎ落とし》《Ironsong Determination》のような「圧倒」付与手段を用意したり、《金貨》を貯めて《オールイン》での必殺プランや《Decimator Great Axe》を装備するプランも必要かもしれません。

《オリンピア》の相性予想

ある程度五分~有利が付きそうなのはアグロ全般です。《黄金の~》サイクルを防御に使用しつつ破壊して強力な攻撃をする動きが強力かつ、《アウローラ》、《シンドラ》、アグロ《オシリオ》のようなデッキは防御が苦手なのでほとんどの「賭け」を諦めてテイクせざるを得ません。《オリンピア》の思惑通りにゲームが進行するはずなので、ビッグターンを作られてめちゃくちゃにされない限りは有利が付きそうです。

不利がついてしまいそうなのは以下。
こちらの「賭け」の攻撃を防御しながらしっかり反撃が可能な《カッサイ》、《オリンピア》の攻撃が大振り故に細かい「盟友」の処理が難しい上に《黄金のフック》の《金貨》窃盗が致命的な《グレイビィ》、秘術ダメージで装備の硬さが生きづらい秘術型《オシリオ》などでしょうか。

おまけ 《オリンピア》のデッキタイプの可能性について

今回は採用していませんが、《オールイン》は可能性を秘めている一枚です。

素直な使い方ではファティーグを狙ってくる相手に《オールイン》をサイドインして、複数回《トロパル=ダニの財宝》をピッチして多数の《金貨》を貯めてフィニッシュブローにする使い方が考えられます。《金貨》を20個貯めて40点!のような無茶なことを狙わなくても、攻撃リアクションや《ヘッズアップ》などの圧倒でダメージを与えていって最終的に《オールイン》で+10点ほどしつつ《ヘッズアップ》などで「圧倒」を与えれば充分な役割が持てるでしょう。
ちょっと与太寄りですが、《オールイン》に特化して《トロパル=ダニの財宝》と《支配の王冠》+《Imperial Ledger》で《金貨》を稼ぎ続け、他は防御リアクションなど身を守るカードを採用して、一気に50点越えの攻撃を狙うロマン構築の可能性もあります。

インベントリから装備を再装備する面白いSPカード《黄金の金床の訪問》を採用するリストの可能性もあります。

今回紹介するリストは《金貨》は武器《黄金の血杯》に使用する方針で《黄金の金床の訪問》用に温存するのが難しい点、《黄金の金床の訪問》用の装備カードをインベントリに用意するスロットが厳しい点などから採用していません。が、強力な装備を再利用できる点や、ファティーグを狙う際に実質ライフ回復として機能する点などはユニークなポイント。

「戦士」故に武器の選択肢が豊富なのは注目ポイント。《Decimator Great Axe》を装備してロングゲーム志向に構築するのもアプローチとしてアリです。

サイドカードに《Decimator Great Axe》を採用して、守護者などロングゲームになる相手にだけ装備するというハイブリッド構築もアリですね。

シルバーエイジの《オリンピア》

Fabraryリンク

《オリンピア》はシルバーエイジでも強そうです。
・《団結》サイクルが使用できる
・《Decimator Great Axe》で守護者等を対策できる
・「賭け」に勝利しだすと《黄金の血杯》が強力

CCと異なり装備品《黄金の~》サイクルがなく、ゲーム開始時には《金貨》が無い点はネック。なので最初はどうしてもリソースを払いながら武器《黄金の血杯》で攻撃することになります。
また、元禁止カードである《Cash In》も採用できる可能性があります。

《金貨》が出せていない序盤に引くと弱いリスクがありますが、《金貨》が複数枚供給できてからだと非常に強く使えます。アグロ相手にはサイドインするなどの運用もあり得ますね。アグロには「賭け」が通りやすく、ファティーグには《Decimator Great Axe》で対策できるため、「魔術師」や「幻術士」など特殊なヒーロー以外には強く出られそうで、要注目です。

おまけ 細かい知識やルール

・賭けを参照する強化について

武器《黄金の血杯》や《チェックレイズ》などの「賭け」により強化が乗る効果は、攻撃リアクションのタイミングで「賭け」が発生しても強化が適用されます。

例えば相手のライフが残り4点の時、《チェックレイズ》をプレイして《黄金の血杯》で攻撃すると、この状態では3点の攻撃ですが、《下手打ち》などの攻撃リアクションで「賭け」が行われると急に《黄金の血杯》の能力で+1点、《チェックレイズ》の効果で+4点されて一気に9点まで打点が伸びます。
これによりリーサルを狙ったり、オーバーブロックを強制しつつ、頭装備《至宝の兜》や《下手打ち》を温存する、といったプレイが可能です。

・「賭け」の新テキストと旧テキストについて

注意点として、「賭け」カードの中には少しテキストが違うものがあります。具体的には「マスタリーパック:戦士」に収録されている「賭け」は新しいテキストになっており、「暴力の饗宴」と「アーモリーデッキ:オリンピア」に新規収録されている「賭け」(=《腹破り》)は旧テキストになっています。

相違点は以下です。
・攻撃時に賭けを行うか否かの選択は旧テキストのみ可能
・新テキストは「盟友」に攻撃しても「賭け」が可能 旧テキストは不可能
・新テキストは「剣」の攻撃限定で強化している 旧テキストは戦士の攻撃と幅広く強化している

特に大きくゲームに絡むのは、新テキストは強制的に「賭け」を行うという点と、新テキストは盟友攻撃時にも賭けを行えるという点。盟友に攻撃がヒットしても、「賭け」に勝利した扱いになるため、盟友を使うヒーローに対しては新テキストが有効な状況があります。

まとめ

・《オリンピア》はCCでもSAGEでも活躍するポテンシャルあり!

・毎ターン「賭け」をして攻撃してくるアグロ~ミッドレンジなヒーローになる予想!

・「賭け」が通りやすいアグロに強いヒーローになる予想。

以上です。お読みいただきありがとうございました。

Hiroyuki Tansei/どくいろ @fab_dokuiro
お気に入りヒーロー:《Lexi》,《Fai》,《Kayo》
お気に入りカード:《Art of War》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
史上初の日本選手権で優勝。CallingTokyoTop8。CallingKobeTop4。日本屈指の強豪プレイヤー。手数、打点を読む洞察力が強み。アグロデッキが得意。

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