軽減効果について解説する記事

0

FaBにおけるダメージを防ぐ手段はほとんどが「防御」ですが、もう1つの手段が「軽減」です。

軽減効果を持ったカードは複数枚あり、また、カード毎に若干処理やルールが異なっていたりしてややこしい…ので今回はそんな「軽減」効果について、ルールや小テク、実戦的な使い方などを解説する記事です。
次の拡張である「第三紀の凶兆」に登場する《ジギー・スターライト》も「結界」を持つカードが複数枚公開されており、軽減をよく使うヒーローになりそうなので、予習しておきたい方は是非お読み下さい!

軽減の基礎

軽減って防御とどう違うの?という話からしていきます。防御でも軽減でも基本的には同じで、ダメージを防ぐことができます。

軽減効果はインスタント、もしくは場に出ているカード(装備品、オーラ、アイテム、盟友等)によってもたらされることが殆どです。

これらの軽減効果は実は「処理が違う」カードがしばしばあります。

《痛撃》と《思考の障壁》は同じ2点軽減ですが、実は処理が異なっています。続いて、そんな処理の異なる軽減効果について、違いと具体的にその処理がどうメリット・デメリットになるかという解説をしていきます!

軽減効果の種類

FaBの軽減効果には何パターンかあります。

①次にあなたがダメージを受ける場合、そのダメージをX点軽減する。

主語が「次にあなたが受けるダメージ」にかかっている軽減効果です。これらの効果は、ダメージを受けると強制的に全て適応されてしまうという弱点があります。
例えば、相手の攻撃により《ルーン陣》が3つ誘発している状況で《雲の広がり》をプレイすると、最初の《ルーン陣》1点分に軽減効果が適応されます。1点は軽減できますが、そのあとの2個の《ルーン陣》のダメージは軽減できません。

また、リアクションタイミングで《雲の広がり》をプレイした後に、対戦相手に《短刀の妙技》を起動されると《短刀の妙技》の1点に軽減が適応されてしまい、本来軽減したかった攻撃が軽減できないといった展開もあります。

「秘術ダメージ」に対しても同様で、《エーテルの閃火》を軽減するために《雲の広がり》をプレイ→《雲の広がり》解決後にスタックで《ショック》や《ケイノ》能力から《苦痛の予感》をプレイ…というような動きをされて《エーテルの閃火》が軽減できないことがあります。

後から飛んできた《ショック》や《苦痛の予感》を「秘術防壁」等の別手段で軽減できた場合は《雲の広がり》の軽減効果は温存され、《エーテルの閃火》を軽減できます。

また、「結界」もこの処理になっています。結界10の《一万年の再結成》が出ている状況で1点でもダメージを受けてしまうと、そのダメージに10点の軽減が適応されて破壊され、次の攻撃は1点も軽減してくれません。

②このターン、あなたが受ける次のX点のダメージを軽減する。

主語が「次のX点のダメージ」にかかっている軽減効果です。これらの効果は分割が可能なので、2点の軽減効果を持っている状況で1点のダメージを軽減した後、次の4点を3点のダメージにできます。
《ルーン陣》が3つ飛んできている状況で《堅固な接地》を起動すれば、2つ分の《ルーン陣》を軽減できます。

①と②の軽減効果を比較した場合、②の効果の方がメリットが多いです。①の効果は「複数のダメージに弱い」「スタックでダメージが飛んでくるとそちらに全ての軽減が適応されてしまう」という欠点があるわけですね。

①と②の違いは英語では「The next time you would be~」と「Prevent the next X damage~」の語順で区別することができます!The next timeが先に来ていると「次にダメージを受ける場合~」というテキストになるわけですね。

③X点をY回軽減する

《嵐からの避難》と《安らぎの風》が該当します。次に受ける複数回のダメージに対して軽減を行います。1点《調和の小太刀》の攻撃に対して《嵐からの避難》を捨てると、1点のダメージを軽減できます。

その後、1点の軽減が2回残っており、次の4点は3点に軽減、その次の1点は0点に軽減…といった動きになります。3回軽減を適応した後は何も残っていない為、素で受けることになりますし、3回適応する前に相手がターンを終了した場合は軽減効果は無駄になってしまいます。1点の盾を3つ持つイメージですね。
《短刀の妙技》や《ルーン陣》への対策として有効です。

④発生源を選択して軽減する効果

《オアシスでの休息》や《Steadfast》は発生源を1つ選び軽減する効果ですが、これには2つの利点があります。

1.《短刀の妙技》や《ショック》など、スタックで別のダメージが飛んで来た際も、《オアシスでの休息》で選択した本命からのダメージを軽減できる。
2.《孤光の稲妻》や《ヴァーダンス》のヒーロー効果+《キャンドルホールドの鼓動》など、1枚の発生源から複数回のダメージが飛んでくるケースにも対応できる。

《オアシスでの休息》の発生源の選択は、武器やアクションカードは勿論、ヒーロー、盟友なども選択可能です。

⑤X点以下のダメージを軽減する

現在《一蹴》のみにあるテキストです。X点以下のダメージを軽減する際に適応される効果なので、「増幅」や攻撃リアクションで想定よりも受けるダメージが増えてしまった場合に適応できないのがネック。3点の攻撃に対して防御せず、《一蹴》をプレイ→《刃閃の反射》をプレイとされた場合、《一蹴》の軽減効果は適応されず、そのターン中の次のX点以下のダメージに適応されます。

また、秘術防壁と併用する場合は「6点の秘術ダメージに対して秘術防壁3を使用しながら《一蹴》で3点+3点で6点軽減する」というプレイは可能です。

⑥Quel効果

ダメージを受ける際に誘発し、1リソースを払うことを選択した場合、1リソースを払い1点軽減する効果です。軽減を適応するかは任意です。Quel効果は装備品についており、能力を使用したターンの間、アクティブになりダメージを受けるたびに誘発します。そしてターン終了時に壊れるという特性を持ちます。
よくあるプレイパターンとしては3点のダメージを受ける→「Quel」を適応→青いカードをピッチして、1リソース払いダメージを2点に→次の3点の攻撃に対しても「Quel」を適応して2点に…といった感じですね。

軽減効果関連のルール

①軽減効果を複数持つ場合、好きな軽減効果を適応できる

あなたは《エニグマ》を使用中。頭装備に《絹の帳》、腕装備に《Wave of Reality》、闘技場に《霊気の盾》トークンが1個、《満ちる悪霊》が1個あります。

このように「結界」が複数ある状況で相手が《調和の小太刀》で攻撃してきて、防御せず、そのまま1点のダメージが適応された場合、あなたはどの「結界」を適応するか自由に選ぶことができます。
《霊気の盾》の「結界1」を適応した場合、《霊気の盾》が破壊され、他の「結界」は全て場に残ります。《月のチャクラ》のようなインスタントの軽減効果が複数ある場合や、《月のチャクラ》の軽減効果と場の「結界」がある際も同様に、どの軽減効果を適応するか自由に選択できます。

また、2点のダメージを受けた際、《霊気の盾》1個と《祖先の核心:体》(結界2)が闘技場にある状況の場合、先に《霊気の盾》の1点を適応し、その後《祖先の核心:体》の2点軽減を適応することで、《霊気の盾》と《祖先の核心:体》は同時に場を離れるため、闘技場にオーラがなくなり《祖先の核心:体》の場を離れた際の効果を誘発させることができます。

②「軽減できない」は複数の軽減を貫通する

一部のカードには「軽減できない」という効果がついています。

これらの「軽減できない」効果が適応された攻撃には《オアシスでの休息》や《月のチャクラ》などの軽減効果が適応されないのは勿論、「結界」を持つカードをいくつコントロールしていても、全て破壊された上でダメージを受けることになります。「結界」が軽減できないダメージを軽減しようとする処理が無限回繰り返されるためですね。

1点でも「軽減できない」ダメージを受けるとすべての「結界」が破壊された上でヒーローにダメージが入る

③軽減効果が適応されるタイミングについて

3点の攻撃をノーブロック、リアクションステップにお互い何もプレイせず、3点のダメージ受けて「結界3」を適応…というターンの場合、この軽減処理は「ダメージステップ」に適応されます。「どの結界の効果を適応するか」を決めて、「結界」が場を離れるまでの間にお互い優先権は発生しません。「その結界を適応するんなら《稲妻の圧壊》を使用してダメージ増やしたいです!」はできないわけですね。

「結界」の割り振りを決めて、結界が破壊された後にならインスタントのプレイは可能です。

秘術ダメージに対する「呪文虚壁」や「呪文防壁」も同様に軽減の仕方を見てから「増幅」の起動をしてダメージを増加!とかはできません。

要は「ダメージをどう軽減するかの処理まで進行した場合、お互いその処理中はカードのプレイや起動はできない」「何かプレイ/起動をしたかったらダメージの処理に入る前にしよう!」という認識でOKです。

軽減効果の強み

軽減効果にはいくつかの明確な長所があります。

メリット①:「秘術ダメージ」に強い

秘術防壁を3装備している際に秘術ダメージ6点を与える《燃やし尽くし》をプレイされると、秘術防壁で3リソースを払っても3点のダメージを受けてしまいます。が、《オアシスでの休息》があれば青ピッチして《オアシスでの休息》プレイ、余った2リソースで2点軽減と動けば、手札2枚で0点ダメージに抑えることができます。

メリット②:「防ぐことのできないダメージ」を軽減できる

《短刀投げ》や《短刀の妙技》の起動、竜系になった《竜の技:炎》のようなダメージは防御で防ぐことができず、軽減効果でしか防げません。

メリット③:「圧倒」(=dominate)や「凌駕」(=Overpower)のような防御を制限する能力を無視してダメージを防ぐことができる

「圧倒」、「凌駕」や《自信》トークンがもたらす防御にに制限をかける能力が付いた巨大な攻撃は基本的に防ぎきれません。

10点「圧倒」の《分不相応》をプレイされると、手札からの防御だけでは7点受けてしまい「粉砕」が誘発してしまいますが、手札から3点防御しつつ、《オアシスでの休息》をプレイして4点軽減すれば、受けるダメージは3点になり「粉砕」を防ぐことができます。

メリット③:インスタントの軽減カードは攻撃リアクションの対策になる

インスタントの軽減カードはリアクションステップでプレイできるため、実質的に防御リアクションと同じ役割を持ちます。相手の攻撃リアクションのプレイを見てから軽減効果を持つインスタントをプレイ可能、ということですね。

メリット④:防御されていることにより強化されるカードを回避できる

手札のカードで防御されていると強化される「反響」や、防御カードの防御値を下げる《Decimator Great Axe》や《タランチュラの毒素》などしばしば「防御される」ことを条件とする効果が存在します。

防御せず、「結界」や軽減効果を持つカードのみでダメージを防ぐことは、これらの効果を誘発させないというメリットがあります。

軽減効果の弱み

基本的に軽減効果は優秀な防御手段ですが、いくつか弱点はあります。

弱点①:ダメージ効率が低め

防御専門のカードである《群青へ沈む》や《水平線上》などの防御リアクション/ブロックは赤で4点の防御値を持ちますが、《雲の広がり》や《月のチャクラ》は3点軽減。《オアシスでの休息》も1コストで4点と、基本的に軽減カードの査定はコストの基準値より1点低くなっています。

弱点②:軽減不能により対策される

上述のルールの項目で解説した通り、軽減されないダメージには軽減インスタントは使用できませんし、「結界」を持つオーラも全て破壊されてしまうため、《エニグマ》や《Prism》のような軽減をメインの戦略としているヒーローは軽減されない攻撃が弱点になります。

まとめ

・軽減効果はリアクションや圧倒、秘術ダメージに強いなどのメリットあり!

・ただし「軽減できない」攻撃が弱点!

・軽減関連のルールについての重要な点は以下。

 「複数の軽減効果がある場合、好きな軽減効果を適応できて、他は温存できる」

 「分割して軽減できるテキストとそうでないテキストがある」

以上です!お読みいただきありがとうございました。


Hiroyuki Tansei/どくいろ @fab_dokuiro
お気に入りヒーロー:《Lexi》,《Fai》,《Kayo》
お気に入りカード:《Art of War》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
史上初の日本選手権で優勝。CallingTokyoTop8。CallingKobeTop4。日本屈指の強豪プレイヤー。手数、打点を読む洞察力が強み。アグロデッキが得意。

みんなのコメント

コメントはまだありません

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

「コメントを送信」ボタンを押すとガイドラインに完全に同意したものと見做されます。
規約に違反する書き込みは削除・編集が行われる可能性がございますので何卒ご了承ください。

記事検索

タグ