こんにちは、dokuiroと申します!この記事は以下の企画に参加している記事です!

要は「シルバーエイジ構築済みデッキ」からFaBを始める方向けの記事です!
今回、私は《ファイ》について解説させていただくことになりました。他9種のヒーローについても、動画・記事・ラジオ等様々な媒体で紹介されているので、上記リンクより気になるヒーローをチェック!
で、いざ《ファイ》の構築済みデッキリストを眺め、実際にプレイした上での実感ですが、この構築済みデッキ、非常に完成度が高いです。具体的には、アーモリーと呼ばれる店舗大会で3-0の全勝がかなり狙えるレベルの完成度ですし、数枚の調整・改造で競技イベントでの入賞すら狙えるレベルです。
更に、《ファイ》は比較的シンプルかつ、アグロデッキであることから1試合が短くなりやすくて練習しやすいヒーローなので、「これからシルバーエイジを始めてみたい」「アグロデッキが好き」「初めから勝てた方がモチベーションが保てる」といった方に是非オススメ!
①ヒーロー紹介
今回紹介するヒーロー《ファイ》は「竜系」タレントと「忍者」クラスを持つヒーロー。要は竜とか炎の力を使う忍者です。

「竜系」はコスト0~1の赤い攻撃的なカードが豊富で、「忍者」クラスは連続攻撃が得意なクラス。



得意なことは3-5点の連続攻撃、という前のめりなヒーローで、手札を攻撃に使って連続攻撃するほど強力になる性質を持ちます。反面、防御は少し苦手。防御値は2と少し低めのカードが多いです。つまり、攻撃的なプレイが好きな方にオススメのヒーローです!
《ファイ》が持つヒーロー能力は2つ。
1つ目はゲーム開始時に《不死鳥の炎》を墓地に落としてゲームを開始しても良いという能力。

2つ目の能力は『ターン1インスタント-3リソースを払う:墓地の《不死鳥の炎》1枚を手札に加える。このコストは「竜系チェインリンク」の数だけ軽減される』という効果。
要は条件を満たせば、0コストで《不死鳥の炎》を回収できるという能力ですね。《不死鳥の炎》は条件を満たしてようやく0コスト1点という貧弱なカードですが、無料で1点が生えてくるなら嬉しいですね。
続いて、「竜系チェインリンク」って何?って話を解説していきます!
《ファイ》の基本的な動き
《ファイ》は竜系のチェインリンクを連鎖していくことを推奨しているヒーローです。
「チェインリンク」はFaB独特の概念ですが、要は「そのターン中に連続して攻撃している数」くらいの認識でOKです。
例えば、「続行を持つ攻撃アクションAをプレイして、防御されたりダメージを与えた→次に攻撃アクションBをプレイした」という状況。このタイミングでの「チェインリンク」の数は2です。

そして、「竜系チェインリンク」はチェインリンクの中の、「竜系」タレントを持つ攻撃のことです。
例えば《傷には傷を》で攻撃→竜系である《火速》で攻撃→竜系である《迫りくる追跡》で攻撃、という状況の竜系チェインリンクは2です。

《傷には傷を》の後に《火速》ではなく《迫りくる追跡》をプレイしてしまうと、竜系チェインリンクが1つになり《迫りくる追跡》に続行が付かないので注意しましょう。

この後、もう1枚「竜系」タレントを持つ攻撃をすれば、竜系チェインリンクは3になります。そして、竜系チェインリンクが3になれば無料で《ファイ》の能力が起動できて《不死鳥の炎》が回収できる!というのが《ファイ》が基本的に目指す動きです。
武器《灼熱の残火刀》もその戦略を強く推奨しています。

チェインリンクは攻撃として成立したタイミングでカウントされるので、竜系の攻撃→武器《灼熱の残火刀》で攻撃した場合は竜系チェインリンク2の条件を満たして《灼熱の残火刀》に「続行」が付きます。

続いて、具体的な手札4枚と攻撃パターンをいくつか見て、《ファイ》の動きをつかんでいきましょう。
サンプルハンド:《募る怨恨》《スナッチ》《煽火の炎上》《竜の威光(青)》




①まずは無条件で続行を持つ《募る怨恨》から攻撃。3点続行

②次に、青《竜の威光》をピッチして武器《灼熱の残火刀》で攻撃。竜系チェインリンクが2つあるので、続行が付いて3点続行。

③1リソース残っているので、起動コスト3-2でコスト1になっている《ファイ》の能力を起動し、墓地の《不死鳥の炎》を手札に回収。そのまま《不死鳥の炎》で攻撃。1点続行。

④《煽火の炎上》で攻撃。竜系チェインリンクが《煽火の炎上》含めて4つあるので、4点続行に。

⑤最後に《スナッチ》で攻撃。4点。 合計15点のターンに。

以上でターンエンド。
防御値3の手札4枚を防御に使用した場合が12点なので、4枚で15点のダメージはなかなか凄い数字です!
では続いて、構築済みデッキのデッキリストについて解説していきます!
デッキリスト解説

筆者の考えでメインボードとサイドボードを分けたリストはこちら。
ざっくりとカードの役割や挙動について説明していきます。
まずは無条件で続行を持つ「竜系」カード達。

これらのカードをプレイすることから《ファイ》のターンは基本的に始まります。通称「スターター」と呼ばれます。特に、0コストで赤いカードである《浪人の反逆》《募る怨恨》《焦爪の焼印》は非常に優秀。これらを格納庫に置いてターンエンドすると、次のターンの事故率がグッと減るのでオススメのプレイになります。
次に、条件付きで続行を持つ竜系カード。

先ほど紹介したスターターの後にこれらのカードをプレイして、「竜系チェインリンク」を稼ぐのが《ファイ》の基本的な動きです。中継ぎ。《忠誠の誇示》が出す《忠義》トークンは疑似的にスターターを増やしてくれたり、竜系チェインリンクを3つにしたりと何かと便利なので、作れるときは作っておきましょう。《迫りくる追跡》の「標的」については《ファイ》にとって殆ど意味のないテキストなので気にしなくてOKです。




最後に、続行を持たないカード。

これは連続攻撃の最後にプレイするカードです。通称、「クローザー」と呼ばれます。
特に《溶岩の爆発》や《傷口に塩》は複数回の攻撃の最後にプレイしないと弱いカードになってしまいます。《竜の技:炎》は《忠義》トークンや《焦爪の焼印》、《煽火の炎上》などの効果で竜系カードにすれば1コスト7点という高スペックカードになります。
サイドボードのカード

《多挟の仮面》&《二重の交差帯》



いずれも「秘術防壁」を持つ装備品です。「ルーン剣士」クラスと対戦する時は頭装備「多挟の仮面」を。「魔術師」クラスと対戦する時には両方装備しましょう。
サイドインする相手:「ルーン剣士」クラス全般、「魔術師」クラス全般
《秘術の極性》

秘術ダメージ対策です。特に「魔術師」クラスは大きな秘術ダメージを与えることを得意としているのでそちらに有効。「ルーン剣士」相手にはちょっとケースバイケースです。
サイドインする相手:「魔術師」クラス
サイドアウトするカード:《傷には傷を》
《外功》

防御リアクションです。0コスト4点の攻撃アクションを多用する相手に有効。特に《スナッチ》を1枚で止めたり、《溶岩の爆発》のような0コスト5点や、《放電》や《機敏主義》のような強化が乗った0コストの攻撃に使用できるとベスト。



また、条件を満たせなくても、0コスト3点の防御リアクションなので格納庫に置けば「圧倒」対策にもなります。
サイドインする相手:《ファイ》、《ブライアー》、《レクシー》
入れ替えるカード:黄色《焦爪の焼印》や《捲土重来》
《炎呼びの覚醒》&《不死鳥の炎》


メインから採用しても良いカードですが、アグロとライフレースをしている際に《不死鳥の炎》を素引きしてしまうと知性-1のような重いリスクがあるため、サイドカードとして扱います。
《不死鳥の炎》は《時の経過》、《墓守り》などの対象にされて追放されてしまうことがあるので、それらの墓地対策が入っていそうな相手にサイドインしましょう。


また、《オールディム》や《エニグマ》のような相手にはシンプルに《炎呼びの覚醒》は強力です。


理由は3点、1点と分割できるダメージなので防御が困難で、ダメージが抜けやすいからですね。《オールディム》はライフを、《エニグマ》は結界を守りたいヒーローなので、細かいダメージが有効です。《炎呼びの覚醒》をプレイする前に引いた《不死鳥の炎》はピッチしておけば、サーチ先がなくならないことは覚えておくと役に立ちます。
サイドインする相手:《エニグマ》、《オールディム》、墓地対策をしてきそうな相手
入れ替えるカード:《傷には傷を》
《幸運な商人のフード》

手札を好きな枚数入れ替えることが可能な装備品です。《不死鳥の炎》+《炎呼びの覚醒》をサイドインした際、《不死鳥の炎》単品で引いてしまうとどうしても弱いターンになってしまいますが、《幸運な商人のフード》を使用すればごまかすことができます。また、《炎呼びの覚醒》でサーチした《不死鳥の炎》を戻して1ドローして強いターンを作ったり、事故気味なハンドをごまかす為にも使用可能。便利な装備品ですが、防御値はないので、アグロミラーで装備するにはリスクがあります。
サイドインする相手:《エニグマ》、《オールディム》
《傷口に塩》

攻撃が通りやすいアグロ相手に有用なクローザーです。黄色なのでピッチして武器に使用しても良い。
サイドインする相手:《ファイ》、《ブライアー》、《レクシー》
サイドアウトするカード:黄色《焦爪の焼印》
《エネルギー・ポーション》

《エネルギー・ポーション》の役割はいくつかあります。役割毎に解説していきます。
①リソース事故防止
《ファイ》は赤3枚青1枚が理想のヒーローです。
赤4枚で1コストのカードが複数枚来てしまうとどうしても弱いターンになってしまいます。




こんな時、《エネルギー・ポーション》があれば強力なターンにすることが可能です。
②先手を取った際のアクション
《ファイ》は先手が弱いヒーローです。理由は手札4枚を使っても1-2点しかダメージを与えることしかできないことが多く、基本的に格納庫に置くカード1枚分しか得できないからですね。《エネルギー・ポーション》を置けていると、カード2枚分の得が可能になり、先手後手の差が少し埋まります。
③ファティーグ対策のセットアップカード
《オールディム》のような手札を全部防御に使用してくるヒーロー相手には、手札4枚で攻撃し続けるのではなく、格納庫を含めた5枚で攻撃したり、アイテムやオーラを置くターンと攻撃するターンで分けることが重要です。リソースを獲得することで疑似的に手札を増やしてくれる《エネルギー・ポーション》はそういった目的でも活躍します。
④氷ヒーローの《凍傷》対策



《アイスランダー》や《レクシー》はリソースを奪うアクションや妨害効果を持つ《凍傷》トークンの作成を得意としています。特にインスタントタイミングでの《凍傷》の作成が得意な《アイルランダー》相手には《エネルギー・ポーション》が置けていると、妨害を回避することが可能になり、非常に楽になります。
⑤秘術ダメージ対策



《ファイ》のような赤いカードが多いヒーローはどうしても秘術ダメージを防ぎづらいことが多いです。《エネルギー・ポーション》を置けていると、秘術ダメージに対応して《エネルギー・ポーション》からリソースを出して「秘術防壁」に回すことが可能です。また、シンプルにデッキ内の青いカードの比率を増やすこと自体も「秘術ダメージ」対策になります。
上記を踏まえて入れる相手は以下
サイドインする相手:自分が先手の際、《アイスランダー》、《ケイノ》、《オールディム》
入れ替えるカード:青いカード
プレイ解説
《ファイ》をプレイする上で意識すると良い、プレイのコツについて解説していきます。
・先手後手は基本的に後手を選ぼう。
FaBにおいて、アグロヒーローは基本的に後手番が有利です。《ファイ》もその例に漏れず、後手が強いので、基本的に先手後手は後手を選びましょう。
・「竜系スターター」が重要!余裕があれば格納庫に「竜系スターター」を置いてエンドしよう。

・余ったクローザーや青は防御に回していこう。
《ファイ》の理想的は手札は赤3枚青1枚か、赤4枚です。青が複数枚ある場合、殆どの場合リソースを使い切れず、かつプレイしてもダメージが基本的に低いので、防御に回していきましょう。また、続行のつかないカードを複数引いた場合も、基本的に防御に回していきましょう。
・1リソース欲しい状況が来たら《臥虎》装備一式を使おう
例えばこんな手札や、




こんな手札は1リソースがあれば手札を使い切ることができます。




上記のような手札の際は、足装備《獰猛な獣脚》と腕装備《引き裂く手甲》を起動して《臥虎》2点で攻撃→胴装備《血の余臭》を起動して1リソースを獲得しましょう。これらの装備品を全て防御に使用してから起動できると更に得ですね。




・《血潮に燃ゆる》と竜系チェインリンクカウントについて

「竜系チェインリンク」の数が増えるのは攻撃として成立したタイミング。つまり、《血潮に燃ゆる》の能力が誘発したタイミングで、竜系チェインリンクが3になっていればそのスタックで《ファイ》の能力を起動して《不死鳥の炎》を回収→《血潮に燃ゆる》の能力で捨てることが可能です。

以上、上記の紹介したテクニックを踏まえて、ちょっとテクニカルなターンの具体例を説明します。
サンプルハンド2:《焦爪の焼印》、《炎の教義:口火》、《血潮に燃ゆる》、《溶岩の爆発》




①《焦爪の焼印》をプレイ。3点続行。

②《炎の教義:口火》をプレイ。《炎の教義:口火》は「竜系」を持たないカードですが、《焦爪の焼印》の効果により竜系になります。竜系チェインリンクが2つになりつつ、3点続行。

③《血潮に燃ゆる》をプレイしたいが、リソースが足りないので、足装備《獰猛な獣脚》を起動して《臥虎》トークンを追放ゾーンに作成。その後、腕装備《引き裂く手甲》を起動。《臥虎》を2点続行としてプレイ。

④《臥虎》をプレイしているので胴装備《血の余臭》を起動して1リソースを作成。そのリソースを使用して《血潮に燃ゆる》をプレイ。

⑤《血潮に燃ゆる》の攻撃時能力の誘発にスタックして《ファイ》の能力を起動。竜系チェインリンクが3つある(《焦爪の焼印》、竜系になった《炎の教義:口火》、《血潮に燃ゆる》)ので0コストで《不死鳥の炎》を回収。その後、《血潮に燃ゆる》の効果で《不死鳥の炎》を捨てて1ドロー。引いたカードは《浪人の反逆》。《血潮に燃ゆる》は自身の効果で+2点、《炎の教義:口火》の効果で+1点を獲得して5点続行。

⑥《浪人の反逆》をプレイ。3点続行。
⑦《溶岩の爆発》をプレイ。「爆攻」の条件である「チェインリンク4以上」を満たしているので、+3点を獲得して5点。合計、3,3,2,5,3,5で21点のターンに!

デッキ強化のすすめ
メインボードの完成度は非常に高いので、サイドを中心にアップデートしています。
アップデート版リストはこちら。

《燻り鱗》

胴装備《燻り鱗》は《ファイ》の弱点の1つである《凍傷》トークンへの対策となる効果を持っており、かつ防御値2と嬉しい硬さ。《アイスランダー》や《レクシー》がプレイしてくることが多い《極寒の幽閉》を無力化しましょう。



《戦線の強化》

《戦線の強化》は《ショーマン》《ヴァルダ》《アザレア》など「圧倒」を得意とするヒーローへの対策カード。



特に《ショーマン》と《ヴァルダ》は「粉砕」カードに「圧倒」を付けて4点以上のダメージを与えることを狙ってきます。《戦線の強化》が引けていれば7点での防御が可能なので、多くの場合「粉砕」を防げます。
ただし、《殴打》には気を付けましょう!




《エネルギー・ポーション》は追加の採用。先手の際や、相手が《アイスランダー》や《レクシー》など氷カードを使ってくるヒーローの場合、対策として採用します。また、《オールディム》などのファティーグを狙ってくる相手に設置して、ビッグターンを作るカードとしても活躍します。《ファイ》の弱点の1つは先手1ターン目があまり強くないことなので、《エネルギー・ポーション》を置いてエンド!といえるだけでも十分嬉しいです。中盤以降引いた場合は基本的にピッチに使用していきましょう。
また、先日開催されたロンドンの大会でも早速入賞した《ファイ》が登場したので、そちらのリストも参考として置いておきます。
Fabraryリンク

おまけ① 他の採用候補カード
《墓守り》

《ファイ》ミラーにおける必殺技サイドカードです。自分のみが《墓守り》を打てて相手の《不死鳥の炎》を追放で切れば有利になること間違いなし。また、《ファイ》が流行すると様々なヒーローから《墓守り》がプレイされうるのは注意しましょう。
《Mask of Many Faces》+《Life of the Party》



《Life of the Party》は《Crazy Brew》というカードを捨てるか、破壊することで、代替コストにすることが可能な2コストの攻撃アクション。しかし、《Crazy Brew》をデッキに入れていなくても《Mask of Many Faces》の効果を活用すれば踏み倒すことができるのです。
《Mask of Many Faces》で、次にプレイする攻撃アクションの名前を《Crazy Brew》にする→続行を持つ攻撃アクションをプレイする→ダメージ解決後、戦闘チェイン上の《Crazy Brew》を破壊して《Life of the Party》を0コストでプレイする、という流れが可能。
更に《Life of the Party》は代替コストでプレイされた場合、全てのモードを選んで良いという効果が発揮されます。その場合の《Life of the Party》は0コスト6点続行で「ヒットした時、自分のライフを2点回復する」というハイスペックカードに!(実は《Mask of Many Faces》の起動コストも加味すると1コストかかってますが)
特に防御が苦手なアグロミラーにおいて効力を発揮します。ただし、頭装備を防御に出しづらくなる点や、《Life of the Party》が引き込めないと悲しくなるのはリスクです。
《刀閃の反射》

アグロミラーにおいて先手1ターン目に攻撃を通す手段に使ったり、《スナッチ》と合わせることでバリューを上げたりすることが可能。防御リアクションがない状況ならリーサルにも使用可能です。
《Deep Blue》

胴装備の候補となるカードです。「アクション-手札1枚をデッキの底に送り、この装備を破壊する。3リソース獲得する。続行」という効果で、要は手札1枚を疑似的な青ピッチにすることが可能。赤4枚だがリソースが必要なハンドの事故を軽減したり、素引きしたりサーチした《不死鳥の炎》をデッキの底に送ることが可能。メインから《不死鳥の炎》を2枚採用する場合、特に《Deep Blue》を装備する利点があります。
《氣の祝福》、《ヴィンセラカイの祝福》


《ファイ》の弱点の1つは先手1ターン目があまり強くないこと。
《氣の祝福》や《ヴィンセラカイの祝福》を採用すれば先手でもセットアップし、先手2ターン目を強力にすることが可能。とはいえ、先手1ターン目以外は基本的に弱いカードなのがネックです。リスクを負って先手1ターン目の上振れを狙うか否かですね。
おまけ③ 細かいテクニック!
・「戦闘チェインを切る」というテクニックについて
《ファイ》は基本的に戦闘チェインが続くほど得をするヒーローですが、まれ戦闘チェインを切った方が得な状況があります。「戦闘チェインを切る」という選択自体は攻撃中のプレイヤーが、攻撃を終了して次の攻撃に入る前に、任意で選択できます。戦闘チェインを切ると具体的に何が起こるかというと、その攻防に使用したカードが墓地に送られます。
例えば、墓地に《不死鳥の炎》が1枚しかない時に《捲土重来》で《不死鳥の炎》を回収したターンは基本的に《ファイ》の能力が使えませんが、戦闘チェインを切ることで《ファイ》の能力が使用可能なパターンがあります。

具体的には以下のようなターン。
格納庫に《捲土重来》、手札に《浪人の反逆》、《焦爪の焼印》、《炎の教義:口火》、《火速》

①《捲土重来》で《不死鳥の炎》回収→《浪人の反逆》6点で攻撃→《不死鳥の炎》1点で攻撃。

②ここで戦闘チェインを閉じて《浪人の反逆》と《不死鳥の炎》を墓地に落とす。

③《焦爪の焼印》3点→《炎の教義:口火》3点→《火速》5点で竜系チェイン3つを作って《ファイ》起動→《不死鳥の炎》1点。これで《不死鳥の炎》による攻撃が2回できているので1点得します。

また、《エニグマ》が採用しそうな「幻術士」クラスの新カード《煌めく蜃気楼》も、戦闘チェインを連続していると2点防御リアクションとして使用され続けるので、使用された場合、戦闘チェインを閉じる選択は覚えておきましょう。

・《ファイ》の能力を相手ターンに使う状況について

《ファイ》の能力はインスタントなので、相手ターンにも起動可能。あまり起動する機会はありませんが、「相手が先手でオーラやアイテムを設置してアクションポイントを使ってターンパスしてきた際に、自分の手札が悪くピッチしたい」「相手のプレイしてきた《墓守り》を青ピッチで回避する」などの状況では起動することがあります。
また、青が重複していたり、竜系スターターがない場合は0点の竜系スターターとして《不死鳥の炎》を使う運用があり、相手が防御に全部つかってパス!などしてきた際は有効なプレイなので、覚えておきましょう。
・ゲーム開始時に《不死鳥の炎》を落とし忘れないように注意!
《ファイ》のゲーム開始時に《不死鳥の炎》を墓地に落とす能力は「してもよい」なので、落とさないことも可能です。これにより、《不死鳥の炎》を墓地に落とさないままゲームを開始して、手札4枚を確認してしまうと、競技イベントの場合、能力が使えない可能性が高いです。カジュアルイベントでは「すみません!落とし忘れちゃいました~」と言えば許してもらえると思いますが、大事な競技イベントで落とし忘れて《ファイ》の能力がバニラになってしまわないよう気を付けましょう。
対策として、《不死鳥の炎》を1枚ローダーに入れて、装備品のように扱われる方もおり、こちらはルール的にも許されています(ただし、スリーブは統一しましょう!)
おまけ④ ルール関連の補足
・《煽火の炎上》について

《煽火の炎上》のアタック時に「竜系チェインリンク」をカウントする能力についての補足です。「竜系チェインリンク」を数えるタイミングは1回です。竜系チェインリンクが3つあるときの能力「すべての攻撃を竜系にする」を処理した後「4つあるかどうかチェックする」ような処理にはなりません。
つまり、《傷には傷を》→《浪人の反逆》→《浪人の反逆》→《煽火の炎上》と動いた場合、《煽火の炎上》をプレイしたタイミングでは竜系チェインリンクが3つ。

《煽火の炎上》の効果により、《傷には傷を》も竜系チェインリンクになり、竜系チェインリンクの数自体は4になりますが、《煽火の炎上》が能力で「竜系チェインリンク」をカウントした時点では3つなので、4つあれば~の+2点の効果は適応されません。つまり、2点続行となります。
以上です!お読み頂きありがとうございました。
他のヒーローに興味が出てきた方は是非こちらの目次より、チェックしてみましょう!
Hiroyuki Tansei/どくいろ @fab_dokuiro
お気に入りヒーロー:《Lexi》,《Fai》,《Kayo》
お気に入りカード:《Art of War》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
史上初の日本選手権で優勝。CallingTokyoTop8。CallingKobeTop4。日本屈指の強豪プレイヤー。手数、打点を読む洞察力が強み。アグロデッキが得意。

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