【ArmoryDeck徹底解説:使い方とデッキ強化】#6《緋色の復讐者、アイラ》

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今回は7/11に発売したクラシックの構築済みデッキ「アーモリーデッキ: アイラ」について、基本的な動きの解説デッキ強化案を廉価版とフルパワー版の2種紹介します!

《緋色の復讐者、アイラ》の基礎的な動きについてはこちらの記事にて解説しています。

また、先日《緋色の復讐者、アイラ》を使用してコーリング: シンガポールを優勝した山村翔馬選手が解説する配信も行ったので、こちらも紹介させて頂きます。

…が、これらの記事や配信は武器《調和の小太刀》を装備した《アイラ》について解説したもの。

「アーモリーデッキ: アイラ」は武器《秋の刃》を装備したタイプの《アイラ》のデッキなので、この記事では《秋の刃》アイラについての解説を扱っていきます!

《秋の刃》アイラの基本的な動きについて

《秋の刃》自体は両手装備で、1コストで1点続行という非常にシンプルな性能です。
《秋の刃》を2本装備することはできない為、《調和の小太刀》アイラの得意とする「武器1点→武器2点→1コストアタックアクション」といった動きができないのは《秋の刃》のネックの1つです。青ピッチしてリソースを使い切る想定なら《秋の刃》で1点→2コストの攻撃アクションと動くのが《秋の刃》アイラの理想的な動きになりやすいです。

また、《調和の小太刀》の武器タイプは「短剣」なので、《切り裂き》や《背後からの痛撃》などの「短剣」とシナジーするカードを採用できますが、《秋の刃》は武器タイプが「剣」なので採用できない点は注意しましょう。

とはいえ、《秋の刃》を装備することにも利点はあります。それが《秋の刃》とコンボするカード達、《復讐を求めて》や《復讐を遂げる》です。

これらの攻撃アクションは《秋の刃》で攻撃した後に使用することで真価を発揮します。《復讐を求めて》は4点続行になり、《復讐を遂げる》は格納庫のカードを破壊する強力なヒット時効果を持ちます。

《オカナの傷覆い》は《秋の刃》を強烈に支援する装備品です。攻撃リアクションで、忍者の攻撃を+1点することができます。これにより、《復讐を遂げる》《絶え間なき復讐》などのヒット時効果を狙いやすくなります。この能力を起動すると、装備している《秋の刃》が追放されてしまうというコストが必要です。その後、《復讐》の名前を持つ攻撃がヒットすれば追放されている《秋の刃》が帰ってきて再装備できます。また、この装備があることで《復讐》の名を持つ攻撃アクションはすべて、《秋の刃》を返すというヒット時効果を持っている扱いになり、相手へのプレッシャーになります。

《イカルの遺志》は更に忍者の攻撃を強化できる攻撃リアクションで、《秋の刃》が直前の攻撃なら、ヒット時1ドローの効果が付きます。上手く使えば手札消費なしで1点のバリューが得れる、青い防御値3のカードなので非常に優秀です。

《絶え間なき復讐》はヒットすると再使用できる攻撃アクションで、「盟友」にヒットさせても再使用可能です。

これらのカード群を使用できるのが《秋の刃》アイラの強みです。これにより以下のような強みに繋がっています。

・《オカナの傷覆い》、《イカルの遺志》による攻撃リアクションでの打点増加や駆け引きが可能
・《復讐を求めて》などがノーブロックで素通りした場合《オカナの傷覆い》で、実質コストを払わずに打点強化することが可能
・《復讐を遂げる》による格納庫破壊効果が狙える
・《調和の小太刀》と異なり、コスト0ではない青いカードを採用しやすい

例えば《秋の刃》で攻撃後、4点続行になった《復讐を求めて》をプレイすると、《アイラ》の能力で5点になります。ここで相手が防御しなかった場合、《オカナの傷覆い》を攻撃リアクションで起動すれば、6点となります。0コスト6点続行は破格のバリューですね!

《オカナの傷覆い》を起動するとコストとして《秋の刃》が追放されてしまいますが、相手に防御リアクションや軽減インスタントがなく、《復讐を求めて》がそのままヒットすれば、《秋の刃》はそのまま帰ってきますし、そのターン中、再度《秋の刃》で攻撃することが可能です。(《秋の刃》はターン1回しか起動できませんが、一度追放された後、再装備された《秋の刃》は、追放される前と別の装備として扱うので、再度起動可能です)

とはいえ、上記のプレイをして、防御リアクション2枚を使用されて《復讐を求めて》が防がれてしまうと、これ以降に《復讐》の名前を持つ攻撃をヒットさせるまで《秋の刃》が帰ってこなくなってしまうので、そこは要注意です。相手が防御にカードを出してきた場合《オカナの傷覆い》は基本的に起動しない方が安全でしょう。

2.アーモリーデッキ アイラ デッキリスト

Fabraryリンクはこちら

《群青へ沈む》《苦汁の棘》《スナッチ》など優良なレアが多数入っているのは嬉しいところ。

また、腕装備《オカナの傷覆い》や《復讐》シリーズのカードはすべてこの構築済み限定のカードなので、《秋の刃》を主軸にしたデッキを構築したい場合、買っておきたいデッキになっています。

こちらのリストを元に、廉価で強化したリストが以下になります。

3.アーモリーデッキ アイラ 5000円くらいで改造案

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強化点としては2コストの攻撃アクションを増量することで、青ピッチ《秋の刃》で1点→2コスト攻撃アクションの動きの再現性を上げています。手札2枚で8点のダメージが出せるシンプルかつ強力な動きです。

《静穏港のセイレーン》は一見大したことのないカードですが、《アイラ》の能力で強化して7点、プレイ後、墓地に行って1点回復で2コストで8点のバリューを出すことができるので、ライフレースで優位に立てます。《謙虚》はヒーローの能力への依存度が高い《グレイビィ》《ケイヨ》《Prism》《ファング》辺りと対戦する際に有効なサイドカードです。《Cut Down to Size》は手札を防御に使用したくない《シンドラ》や《オシリオ》といった攻撃的なヒーローに有効です。

また、青いカードには「コンボ」を持つカードを増やしています。これは《アイラ》全般に言えることですが、《臥虎》とコンボするカード以外(《Fluster Fist》等)は基本的に「コンボ」目当てではなく、《宙返り》とのシナジーを重視しての採用なので、テキストは気にしなくてOKです!

胴装備《勇気の交差紐》は起動することで、2コストまでの攻撃アクションをプレイ可能になるので、手札が4枚とも赤いカードになった際の事故防止になります。

4.アーモリーデッキ アイラ フルパワーで改造案

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こちらはプロツアー: シンガポールで14位に入賞したNaib Mobassir選手が使用した《秋の刃》アイラのリストになります。特定のカードから作成できるトークンである《臥虎》と、それとコンボする《尻尾追い》などのコンボ攻撃アクションを取り入れており、攻撃力のアップに成功しているリストです。

《臥虎》(=《Crouching Tiger》)は攻撃力0の攻撃なので、一見何もしないカードのように見えますが、上記のような《臥虎》とコンボするカードや《臥虎》を強化するカードと組み合わせるとバリューが出ます。更に、《アイラ》の場合、2回目の攻撃に《臥虎》を使用すれば1点の攻撃にできます。これにより、ヒットするチェインリンクを増やせば《機運の仮面》や《傷口に塩》などのヒットするチェインリンクを参照するカードとシナジーします。

例えば、《秋の刃》1点→《臥虎》0+1=1点→《静穏港のセイレーン》6点と動き、全部ヒットした場合、《静穏港のセイレーン》がヒットした際に《機運の仮面》で1枚ドローできます。

《尻尾追い》は《臥虎》を2枚用意する必要こそありますが、バリューを発揮できた際は1コスト7点相当の破格のバリューを持つカードになります。特に《尻尾追い》と《虎の相:体》が揃った時はチャンス。

足装備《獰猛な獣脚》を起動して《臥虎》作成→《臥虎》プレイ→《尻尾追い》4点→《虎の相:体》3点→《臥虎》3点と簡単にコンボが繋がります。《虎の相:体》を格納庫に置いておくなどして、コンボを狙っていきましょう!

以上です。《アイラ》は攻防のバランスが良く、やればやるほどFaBが上達すると言われているヒーロー!ミッドレンジデッキが好きな人はぜひ《アイラ》からの入門をオススメします。

お読みいただきありがとうございました。


Hiroyuki Tansei/どくいろ @fab_dokuiro
お気に入りヒーロー:《Lexi》,《Fai》,《Kayo》
お気に入りカード:《Art of War》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
史上初の日本選手権で優勝。CallingTokyoTop8。CallingKobeTop4。日本屈指の強豪プレイヤー。手数、打点を読む洞察力が強み。アグロデッキが得意。

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