目次
序
あと1勝が遠かった。
2月に日本選手権予選があり、私はフローリアンを使用して3回SEに残る事ができたが、いずれもTOP8だった。
日本選手権の出場権はトップ4からしか獲得できない。
別の出場方法としてEloレーティングでの招待もあるが、全ての予選が終わった時点で私のレーティングは約1550ほど。
招待されるのにはざっくり1610くらい必要と考えていたので、今回のコーリングで60ほど上乗せできるくらい勝つことを目標としていた。
こんにちは!
大阪でフレッシュアンドブラッドを競技的にプレイしている岡西達也と申します。
フレッシュアンドブラッドはプロツアーアムステルダムで山村さんが勝った日にルールを教えてもらい、アーモリーデッキ ケイヨの日本語版が発売されてから本格的にデッキを組みました。
フレッシュアンドブラッド歴はまだ短いですが競技カードゲーム歴は結構長く、
遊戯王OCG、ディメンションゼロ、シャドウバース(アプリ) と通ってきました。
今回この場をお借りして私がコーリング神戸で使用したミッドレンジフローリアンの紹介をしたいと思います。
「現環境の定義」
1.アウローラに対応できるか
間違いなく1番使用者が多いアウローラのダメージ量の多さに耐えることができる 、もしくは先に倒す事ができるスピードが必要です。
2.使用者の多さ
コーリングはアウローラが最大、次がシンドラ、その後にヌゥ、ゼン、プリズム辺りがちらほらいると予想しました。
3.様々なデッキへの対応力
現環境というか、フレッシュアンドブラッドは他のカードゲームと比べて使用ヒーローが散りやすいです。
コーリングのような対戦数の多い大会は局所的に強いヒーローよりはどんなデッキとあたっても戦えるデッキパワーがあるヒーローが望ましいと考えています。
「コーリング神戸に向けての調整方法」
基本的には日本選手権予選でデッキを調整していきました。
大会で使用感の良かった部分と悪かった部分を都度修正して、また次の大会で試す……の繰り返しです。
結局、日本選手権予選でフローリアンは5回使用しました。
フローリアンを調整してる人が近くにいなかったので意見交換できず難しい部分もありましたが、
ロゼッタ発売から触り続けていたヒーローなので少しずつ改善点を見つけていくのが楽しかったです。
余談ですが、ミッドレンジフローリアンに関しては本当にいろんな形のタイプを試しました。
ロゼッタ環境では《英雄山の導き》が強いと思っていたので、
《ルーンレイジャーの群れ》、《飽くなき無秩序》(青が19枚くらい入ってるのでそこそこ2点になる)
《スナッチ》、《傷には傷を》などを採用して足に《金魚草の登攀者》を装備したアグロフローリアン。





「混転の餌食」発売後、ヴィセライがいる日本選手権予選前半では《啓示の一撃》を3枚抜いて、
代わりに《ルーンレイジャーの群れ》赤を3枚採用した、《英雄山の導き》×3 , 《千年樹の導き》×3のChannel大好きフローリアンなど。
様々な失敗や成功した経験を蓄積していき、
本番1週間前に《最前線の稜堡》が強いかもと考えて採用しました。

さらに《夏の落日》の青を減らし、代わりに《森の果実》を3枚フル投入する事を決断しました。
サイドボードの《最も脆い所》は 最後まで《汚染された井戸》や他の防御反応カードと悩みましたが、入れておく事にしました。
「フローリアンデッキリスト解説」
こちらがデッキリストです。
https://fabrary.net/decks/01JPWGNXF4RVZP8Z8DQ19DYWBJ…
メイン装備が5枚(4枚+武器1枚)





メインボードは58枚 サイドボード17枚に分けて考えていきます。
フローリアンの魅力は
「どの対面にも戦える力がある」
全体面5割、もしくはそれ以上とる事が可能と信じています。
エニグマはアグロ環境に寄せたデッキ構成上ちょっと不利かもしれません。
「手札1枚で戦い続ける事ができる」
青カード1枚あれば、《アークナイトの掌握》起動 + 《命刈りの刃》で十分な攻撃が可能なので、
3枚防御に使っても影響が少ない。
ここに尽きると思います。
少し前まで環境に存在したヴィセライがかなり苦手だったのですが、彼がLLに行ったことにより立ち位置が良くなりました。
「採用カード」
《英雄山の導き》

4枚目の《千年樹の導き》としての役割、 大地カードで防御値3を重視して採用しています。
対面が遅いデッキだと活躍しますが、シンドラなどの早いデッキにはブロック用カードになります。
デッキに無くても良いカードなのですが、このカードがある事によりデッキに厚みが増すと考えています。
言語化が難しいのですが、デッキのカードパワーが上がりつつファティーグ耐性が少し上がっています。
《轟く暗黒のヴェール》と合わせると、
かなりのプレッシャーをかける事ができる強力なカードのため、
どんな環境でも1〜3枚入るポテンシャルを持ってます。
《秋の知らせ》(黄)

大地カードで防御値3で黄色。 カードとしては最低限の強さだと思っているので、2枚。
1枚に減らすか迷いましたが潤滑油のようなカードなので2枚のままに。
フローリアンの性質上、青カードをピッチして
《アークナイトの掌握》→《命刈りの刃》をする為、黄色は役割を持たせづらいですが、
《征服の命令》《すき込み》や《最も脆い所》を 最低限プレイできる色でもあります。
パワーが6のためPhantasmを破壊できるポッパーの役割もあります。
《絡み根の外殻》(黄)

「腐解」しても3点防御なのでカードパワーは高くないのですが、環境にアウローラ、シンドラが多いと予想した為3枚です。
上記の対面は基本的に防御する事が多くなり、攻撃アクションの腐解カードたちはピッチコスト用のカードと攻撃用のカードを最低2枚は残しておかなければいけません。
つまり6点分の防御分を腐解のための攻撃に変えているわけです。
このカードはピッチすることなく腐解することができるので現環境では必要と判断しました。
3点分のカードで腐解できる為、小回りがききます。
《最前線の稜堡》

主にシンドラの《炎斬》や《短刀の妙技》、
アウローラの《スターフォール》に意識を向けて採用しています。
実際使ってみると 思ってるよりも使いやすく、 ゼンや暗殺者の武器に対しても バリューを出しやすいのは嬉しい誤算でした。
3枚とると、デッキ内の攻撃でないアクションの枚数が少なくなりすぎると感じた為2枚。
《森の果実》
《夏の落日》(青)


《最前線の稜堡》と、ここの枚数が一般的なフローリアンとの違いだと思います。
先手の対戦相手は基本的にアタックしてこないようになってきています。
例えばアウローラだとルーン陣やラインニングトークン出してパスすることが多いです。
序盤に能動的にアースを1枚増やせるカードの価値は非常に高いです。
両方3枚積んでしまうとデッキ全体の防御値が低すぎる為、 思い切って《夏の落日》を1枚にしました。
青の《夏の落日》をプレイして強いと思う場面が振り返ると今までありませんでした。
いつもまぁまぁくらい。
《俺の奢り》
《一時停戦》


先攻強化用カードの側面が1番強いです。
1ターン目に「アーセナルパスのみ」の動きは避けたくて、
できるだけ墓地に大地カードを増やすか、次のターンのバリューに繋げるカードをプレイしたいです。
1ターン目に使えるカード 17枚体制で先手のバリューを増やして行く構成にしました。
サイドボード
《ルーン的再利用》

対アウローラの後手1で1番輝くカードです。
《森の果実》の説明で話しましたがアウローラは先手1にオーラを出してターンを終了することが多く、
そこを逆手にとってバリューを出していけるカードです。
逆にいうと対アウローラの後手1で強い動きは このカードか《征服の命令》くらいしか無いので、3枚サイドイン必須と考えています。
ファング、シンドラの《忠義》トークンを割ったり、 ヴィンセットのオーラを割ったり、エニグマ、プリズムに対してのポッパーになったりと使用用途は思ってるよりも広いです。
《最も脆い所》

対ゼン、対ヌゥ、対エニグマ、対プリズム辺りに意識を向けて採用しました。
対アウローラにもサイドから投入しているが、 《電磁回転》で避けられたり効果が起動することは殆ど無いので、青1枚でグラスプ剣して《最も脆い所》の手札分を防御に回した方がリスク少ないと最近感じてきてる為、アウローラには入れなくて良いかもしれない。
緑の帽子こと《Plume of Evergrowth》

対ゼン、対エニグマ、対フローリアンミラー、対ヴァーダンスなどに採用。
防御値を犠牲にして攻撃をするカードという認識です。
基本的には《王位の切り倒し》を使い回します。
エニグマ相手には《千年樹の導き》を回収したりと臨機応変に対応することができます。
「コーリングマッチアップ・結果」
マッチアップをメモにとっていなかった為、
もしかしたら間違えているかも知れないので参考程度に見てほしいです。
1日目
1.nuu 勝ち
2.uzuri 勝ち
3.prism 勝ち
4.アウローラ 勝ち
5.アウローラ 勝ち
6.enigma 負け
7.nuu 勝ち
2日目
8.enigma 勝ち
9.変身アラクニ 勝ち
10.アウローラ 負け
11.ビクター 勝ち
12.zen 勝ち
se
1.zen 勝ち
2.アウローラ 勝ち
3.nuu 勝ち
フレッシュアンドブラッドの大きな大会の特徴として海外勢の参加がとても多く、 実際に対戦した回数の約3分の2は海外の方でした。
私自身は英語や他の国の言葉を全く喋れない、なんなら英語のカードのテキストも読めないのですが、皆さんとてもフレンドリーに接してくださって、フレッシュアンドブラッドの大会の魅力を新ためて実感しました!
1日目を6-1で終えて 2日目のスイスドローが進んでいき、 12回戦(スイスドロー最終戦)開始の時点で TOP8がほぼ見えていると順位と聞きました。
配信卓1回目は大会などでよく当たる水谷さん。
TOP8がほぼ見えていてかつ顔見知りいう事も相まって、対ゼン戦はこのコーリングの中で1番リラックスして望むことができました。
配信卓を見直したところ、胴装備でブロックする必要の無いところでブロック出しているのは明確なミスですね。
後は、《共走り》を《すき込み》につけた方が1点多くなる場面があったのでプレイの精度をあげないといけませんね。


試合はライフを1残してギリギリの勝利!!
おそらく盛り上がったであろう場面としては、
相手が気を3枚ピッチしての《宇宙の目覚め》20点パンチのところです!

ちなみに2月の日本選手権予選でも《宇宙の目覚め》を20点で決められました (笑

決勝戦進出をきめる対戦はアウローラをつかっている丹生さんとでした。
丹生さんも大会などで何度か当たったいて、 だいたい上位卓にいる強者です。
試合は後手0で《森の果実》で回復でき、
対アウローラ戦において後手1で1番プレイしたいと言っていた《ルーン的再利用》をプレイする事ができました。
この時、後手1の手札は
《ルーン的再利用》《征服の命令》《アークイトの誓い》(青)、《夏の落日》(赤)




ちょっと前の自分なら、おそらく 《夏の落日》を格納庫に伏せずに、
《征服の命令》を格納庫に伏せてエンドしていたと思うので、
そこは自身の対アウローラ戦においてのゲームプランの考え方が成長した部分だと思います。
《王位の切り倒し》などで徐々にライフとテンポを逆転していき、勝つ事ができました。
決勝戦はヌゥを操るJacobさんでした。
ヌゥ戦で気をつける事としては 、
☆ファティーグでの負けがあるかを意識
☆《聖なる技:暗流の欲望》をプレイされたターンには胴装備を合わせたい、 ダメージを最小限に

☆《征服の命令》を《虚弱症の魔本》で何度も使ってくるので、
そのタイミングでディフェンスリアクションを抱えながら、格納庫を破壊される事が複数回起こるとライフが追いつかれてしまう
☆コーデックス用に《王位の切り倒し》は1枚は墓地に残しておく、青の大地の攻撃アクションは出来るだけ腐解で追放しない。また、青の攻撃アクションを ヌゥの効果で利用された時、追放ゾーンに大地カードが8枚ジャストだと未達成に戻ってしまうので、余裕がある時は9枚以上で確保しておくなど臨機応変に考える
Jacobさんは唯一ヌゥでTOP8に残っており 2戦連続で今大会の最大勢力 アウローラを倒してきた強豪です。
《セイレーンの呼び声》がささったり、 ささらなかったり。
《苦悶の束縛》や各種ハンデスの攻撃アクションをどこまでケアするのかなど、常に選択を迫られる戦いでした。
こちらもめっちゃ良い試合になっているので是非見て欲しいです!


「サイドボーディング」
幾つかのヒーローに対するサイドボーディングを書いたので参考にしてください。
アウローラ
デッキ60枚 先攻を選択
装備 変更無し
in
DR(ディフェンスリアクション) 全部 ×6 《最も脆い所》×2 《夏の落日》×2〜3 ルーン的再利用×3
out
《茨の煌めき》×3 《啓示の一撃》×3 《轟く暗黒のヴェール》×2〜3 《英雄山の導き》×1 《千年樹の導き》×3
☆調整段階では《虚空のルーンのブーツ》を装備していたが、
現時点の結論では秘術防御なしで防御値2を重視した方が良いと考えている。
アウローラの《稲妻峡谷の導き》+《苦悩の印》は致命傷になりかねないが、
《夏の落日》のサイドイン、 《征服の命令》やオールディフェンスで攻撃しないなど、色々なプランを頭の中に入れておきたい。
引き続き1番の仮想敵だと思うので練習しておくのがオススメ。
意識することは腐解のスピード、 守りと攻めの緩急、バランス。
相手のライフを減らす場面なのか防御する場面なのかを腐解の進み具合で判断します。
《王位の切り倒し》で攻守逆転するイメージです。
シンドラ
デッキ60枚 後手選択
装備 変更無し
in
DR全部×6 《ルーン的再利用》×3
out
《啓示の一撃》×3 《茨の煌めき》×3 《轟く暗黒のヴェール》×1
☆《機運の仮面》で引かせない事を1番意識する。
《祖先から権威》のアタックリアクションがブロックを難しくしてくるのでDRが良いのか普通にブロックするのが良いのかよく考えて守る。

ゼン
デッキ60枚 後手選択
in
緑の頭装備×1 DR全部×6 《最も脆い所》×2
out
《煉獄の相貌》×1 《茨の煌めき》×3 《啓示の一撃》×3
☆チェインクローザーの《征服の命令》より前にDRをアーセナルから使っておく事。
《宇宙の横断》にブロックされた次のターンに装備品で防御していくイメージ。
エニグマ
結論でてないけど、後手選択
デッキ60枚
in
緑の頭装備×1 《ルーン的再利用》×3 《夏の落日》×3 《最も脆い所》×2
out
《煉獄の相貌》×1 《絡み根の外殻》(赤)×3 (黄)×3
☆《夏の落日》(青)が少なかったり、構築の枠でDR12枚をとっているデッキ構成上、苦戦しやすくなっています。
防御的なカードを抜いてしまって、攻め手を継続させるカード、ポッパーなどを増量。
基本的にDRは全抜きで良いと思っていますが、赤か黄色のDRをどちらか3枚は残しても良いかもしれない。デッキを63枚にする。
《茨の煌めき》は大切に使う、《征服の命令》や《王位の切り倒し》と合わせて使いたい。
アースの帽子は《王位の切り倒し》、《千年樹の導き》、《夏の落日》など臨機応変に回収する。
ヌゥ
後手選択 デッキ66枚〜69枚
装備変更無し
in
DR全部×6 《最も脆い所》×2 《ルーン的再利用》×0〜3
☆順当に戦えば有利なマッチアップだが、 デッキ切れだけは常に意識しておきたいです。
《ルーン的再利用》はこのマッチアップではただのバニラなのでデッキ枚数を増やす為だけに投入しています。
枚数は難しいところですが、私自身は68~69枚辺りで対戦する事が多いです。
当然デッキ枚数が多くなればなるほど、青のカードの割合が少なくなるのでそこも念頭に入れておきます。
☆特に意識する事
・《セイレーンの呼び声》
《招き寄せの霧刃》で誘ってきてるかどうか。
・《虚弱症の魔本》からの《征服の命令》
青1枚武器振ってチュニックとあわせてのパターンなど
・《苦悶の束縛》
未だに正解がわからない
終わりに
最後まで読んでいただいて ありがとうございました。
今回のコーリング神戸は、「日本選手権の権利取らないと!」っていう意気込みだったので、だいぶ想定以上の結果になりました。
とはいえ普通にプレイミスもしますし、まだまだ他のヒーローに対しても理解が浅かったり、知らない事もたくさんあります。
次以降も勝利できるように 引き続き練習も続けていき、上達していきたいです。
最後に休みの日などに対戦に付き合ってくれた、仲間達に感謝します! ありがとう!!
心残りは 自分の職業が美容師なんですけど 家にいつも使ってるムース(スタイリング剤)を忘れてきて、
髪型がいつもよりクオリティがやや低い感じで配信や写真になったことです!(誰も気にしてない)
それではまたどこかの大会でお会いしましょう!
Tatsuya Okanishi @ezweb_231
お気に入りヒーロー:フローリアン
お気に入りカード:《王位の切り倒し》《秘術の種子 // 生命》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
Calling 神戸 優勝者にして日本人初のコーリング勝者。
目標に対する集中力と、信念を貫いた構築力を武器にコーリングを勝ち抜いた。

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