【ArmoryDeck徹底解説:使い方とデッキ強化】#4《ダッシュ I/O》

0

今回は10/18(金)発売予定のArmoryDeck:Dashの発売に向け、「Armory Deck Dash」の基本的な動きの解説デッキ強化案を廉価版とフルパワー版の2種紹介します!

《ダッシュ I/O》は数あるヒーローの中でも特に攻撃的であり、攻撃に回っている時の爆発力、ダメージ性能がとても秀でています。反面、防御や長期戦は苦手な点という弱点はありますが、デッキの一番上を管理するプレイング、ガチャガチャと盤面にアイテムを展開し、アクションポイントを増やしていく感覚が唯一無二の、高い攻撃性能を持つアグロです!

また、お値段面でも《Command and Conquer》や《フィエンダルの春のチュニック》等の高額汎用カードが不要なため、お手頃価格で妥協のない構築が可能であり、かつそれらのカードを使用するヒーローに劣らない強さがある点も嬉しいヒーローです。

CCフォーマットへの参入にうってつけのデッキです!

1.《ダッシュ I/O》の基礎について

《ダッシュ I/O》は機械技師クラスのヒーローであり、自分のデッキの一番上(=デッキトップ)を常時見れる能力、そしてデッキトップから0-1コストの「機械術士・アイテム」を追加1リソースを払うことでインスタントのようにプレイできる能力の2つの能力を持ちます。

Armory Deckで登場する新カード《ワイルドなスピード》《小脳プロセッサ》の2種により大幅強化を受けており、競技シーンでの活躍も目立つようになるでしょう。

《ダッシュ I/O》のデッキの中身は大きく2種に分けられます。「ブースト」をする攻撃アクションと、「アイテム」です。

「ブースト」はデッキトップを追放し、それが「機械技師」クラスのカードだった場合、続行を持つ効果です。《急加速》は0コスト4点続行という強力なコストパフォーマンスのカードになりますが、デメリットとして、「ブースト」を必ず成功させるにはデッキを「機械技師」クラスのみで構成する必要がある点、そしてデッキの消耗が早いという点の2点があります。
しかし、「ブースト」を参照するカードも多数あるため、ただのデメリットではありません。

特に《Dash I/O》の場合、デッキトップを追放して「アイテム」に変更できる可能性があるというメリットにもなっています。

「アイテム」は手札から場に出すこともできますが、《ダッシュ I/O》の能力によりデッキトップからプレイすることで、より強力になります。追加の1リソースこそかかってしまうものの、デッキトップからプレイ=手札を消費していないという点。そして、インスタントとしてプレイできる=アクションポイントを消費しない点、リアクションや相手ターンにも使用できる点の3つのメリットがありますね。

「アイテム」は単体では攻撃も防御も持たない、補助的なカード達ですが、《ダッシュ I/O》の能力と武器《共生の銃撃》を活用するために不可欠なカード達です。武器《共生の銃撃》はアイテムが出る度に蒸気カウンターが置かれ、そのカウンターを取り除くことで2点の攻撃となります。上手くアイテムを使えば、全てのアイテムに《共生の銃撃》による2点ダメージがオマケとして付いているように運用できます。

実際に《ダッシュ I/O》の動きの一例を見てみましょう。

上記のような手札で自分のターンがスタートしました。デッキトップは黄《急加速》。

①まずは赤《急加速》で攻撃し、「ブースト」を宣言。デッキトップの黄《急加速》を追放し、4点続行となります。

②青《急加速》をピッチして赤《スロットル》をプレイ。「ブースト」を宣言し、デッキトップの《ジッパーの一撃》を追放すると、デッキトップが《高性能手榴弾》に変わりました。

③相手は防御宣言で《スロットル》に対して防御をしないことを宣言。リアクションステップで《ダッシュ I/O》の能力によりデッキトップの《高性能手榴弾》を1リソース払い、インスタントのようにプレイします。《高性能手榴弾》が闘技場に出た時に「クランク」能力により蒸気カウンターを1つ取り除いてアクションポイントを+1しました。さらに「アイテム」が闘技場に出た際に武器《共生の銃撃》に蒸気カウンターを1つ置きます。

④《スロットル》の攻撃6点が相手にヒットして、《高性能手榴弾》の能力が誘発。《高性能手榴弾》が破壊されて、4点ダメージを相手に与えます。

⑤《熔解シールド》を手札からプレイし、「クランク」を宣言。蒸気カウンター1つ減らして、アクションポイントを獲得。《熔解シールド》をプレイするに際し、アクションポイントを使用しているので差し引き0でアクションポイントは増減なし、2のままとなります。アイテムが出たので武器《共生の銃撃》に蒸気カウンターを1つ置きます。

⑥武器《共生の銃撃》で2回攻撃して2点×2します。《共生の銃撃》には続行がないため本来は1回攻撃するとアクションポイントを使い切ってしまいますが、③でアクションポイントが増えている為、2回攻撃できます。

このように、4点、6点、4点、2点、2点と18点のダメージを相手に与えながら、自分は2点の軽減を得ることができ、合計20点のターンとなりました。③のステップでデッキトップから《高性能手榴弾》をプレイすることで4点と、武器の2点攻撃に繋がっていることが分かります。

このように、《ダッシュ I/O》の能力は適正に使うことができれば非常に強力です。その点が加味されて普通のヒーローよりも体力が低い「36」に調整されているんですね。

また、アクションポイントが増えた際は上記例のように《共生の銃撃》での連続攻撃に使用する他、《小脳プロセッサ》の1ドローに変換する動きも非常に強力です。狙える場合、積極的にドローしていきましょう。もしデッキトップに《小脳プロセッサ》があれば、
①デッキトップから《小脳プロセッサ》を1リソース払ってプレイ
②《小脳プロセッサ》を「クランク」する。蒸気カウンターを1つ取り除いてアクションポイント+1
③《小脳プロセッサ》をそのまま起動してアクションポイント1減らして1ドロー
と1リソースを1ドローに変換できます。

2.《ダッシュ I/O》の使い方まとめ

・ヒーロー能力でデッキトップからアイテムを出す効果を積極的に狙っていこう。「ブースト」をすればデッキトップが「アイテム」になる確率がアップ!

デッキトップから「クランク」を持つアイテムをプレイできればアクションポイントを増やすチャンス!増えたアクションポイントは武器《共生の銃撃》の攻撃や《小脳プロセッサ》のドロー能力、「アイテム」の展開に使用していこう。

・「ブースト」による追放、デッキトップからのカードプレイ、ドローなどを駆使するので、デッキの消耗が早く、長期戦や防御は苦手。短期決戦を意識してプレイしよう!

3.Armory deck Dash デッキリスト

Fabraryリンクはこちら

[Red]
3:《Backup Protocol: RED》
3:《Boom Grenade》
1:《Convection Amplifier》
3:《Data Link》
3:《Dissolving Shield》
3:《Dive Through Data》
3:《Fast and Furious》
2:《Maximum Velocity》
3:《Throttle》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Yellow]
3:《Boom Grenade》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Blue]
3:《Backup Protocol: BLU》
3:《Cerebellum Processor》
3:《Data Link》
3:《Expedite》
3:《Steam Canister》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Weapon]
《Symbiosis Shot》

[Equipment]
《Heavy Industry Gear Shift》
《Heavy Industry Power Plant》
《Heavy Industry Ram Stop》
《Heavy Industry Surveillance》

《急加速》、《ジッパーの一撃》、《スロットル》の各種は「ブースト」とだけ書いてあるシンプルな攻撃アクションですが、0コスト4点、1コスト5点、2コスト6点と非常に優れたコスパを持ちます。

同名別効果のヒーロー《Dash, Inventor Extraordinaire》でも、《ダッシュ I/O》でもこれらのカードは高い採用率を誇ってきたカードです。プレイ時の効率が1点が落ちる黄色でも他の赤カードと同じ打点なので、黄色まで採用されることが多いです。

基本となる上記3種のカードに加え、強力な新規カード《ワイルドなスピード》《小脳プロセッサ》が入っており、また、アイテムの中ではダメージ源として赤黄まで競技シーンでも使用される《高性能手榴弾》も6枚体制。基礎となるカードが採用されており、基盤はしっかりしています。しかし、強化の伸びしろはあるので、以下、強化案を紹介させて頂きます。

4.Armory deck Dash 5000円くらいで改造デッキリスト

Fabraryリンクはこちら

Armory Deckに追加しているカードを赤字で記載しています。

[Red]
3:《Backup Protocol: RED》
3:《Boom Grenade》
1:《Convection Amplifier》
3:《Data Link》
3:《Dive Through Data》
3:《Dumpster Dive》

3:《Fast and Furious》
3:《Fender Bender》
3:《High Octane》
3:《Maximum Velocity》
3:《MetEx》
3:《Out Pace》
3:《Sprocket Rocket》
3:《T-Bone》

3:《Throttle》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Yellow]
3:《Boom Grenade》
3:《Spark of Genius》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Blue]
3:《Cerebellum Processor》
3:《T-Bone》
3:《Teklo Core》
3:《Zipper Hit》

[Weapon]
《Symbiosis Shot》

[Equipment]
《Achilles Accelerator》
《Bracers of Belief》

《Heavy Industry Gear Shift》
《Heavy Industry Surveillance》
《Teklo Foundry Heart》
《Viziertronic Model i》

まず、《ダッシュ I/O》を使用する上で意識したいことですが、デッキ枚数を60よりも多くして対戦に挑むことをオススメします。《ダッシュ I/O》は「ブースト」をしてもデッキが減りますし、《ダッシュ I/O》の能力によりデッキトップから「アイテム」を展開しても普通のヒーローより1枚早くデッキが減ります。6ターンほどでデッキが一桁、みたいなこともよくあるので、一般的なヒーローでは「メイン60枚、サイドボード15枚前後」で構築されますが、《ダッシュ I/O》は「メイン70枚前後、サイド4-5枚前後」という感覚が良いでしょう。ArmoryDeckに以下のコモンのブーストカードを足すだけでもデッキ枚数を増やすことはできるので、お手軽な強化としてまずはおススメです。特に《Out Pace》は装備品でブロックされない4点の攻撃ということでヒットしやすく、《高性能手榴弾》と相性が良いブーストカードです。

Armory Deckを強化していくに際し、まず装備したいのは胴装備《Teklo Foundry Heart》です。

このターンブーストしていれば起動できる能力として、「1リソースを使用してデッキトップ2枚を追放。追放したカードの中の「機械技師」クラスの枚数だけリソースを獲得する」という能力を持ち、2点防御のBattlewornなので2点、1点と2回防御に使用しつつ装備が残る強力な胴装備です。《ダッシュ I/O》においては1リソースを2リソースに増やす、リソースを増やすカードとしては勿論、デッキトップを入れ替える能力としても活用できます。L装備ですが、「Bright Lights」にて再録されているため比較的安価に購入できるのが嬉しいポイント。

足装備《Achilles Accelerator》も「機械技師」クラスで長年最前線で使用される優秀なカードです。秘術防壁1の基本性能に、このターン、ブーストをしていた場合起動できる「アクションポイントを1獲得する」という能力を持ちます。アクションポイントの使い道はこれまで記載した通り、多岐に渡るので非常に便利です。コモンなのでお財布に優しいのも嬉しいところ。

腕装備《Bracers of Belief》は破壊することで、デッキトップを公開し、「3からそのカードが生み出すリソース分引いた値」を次の攻撃アクションカードに付与します。《ダッシュ I/O》ならデッキトップを確認できるので、必ずデッキトップが赤い時=2点強化として使用できる時に使えます。《高性能手榴弾》が展開できていて、攻撃アクションをヒットさせたい時に起動するのがオススメです。

次いで、強化カードとして購入したいアクションカード3種を紹介します。

《High Octane》はプレイ時に1ドローする効果と、このターンブーストする度にアクションポイントを獲得する効果を持ちます。これにより、ブーストカードを使用し、「機械技師」カードを追放して続行が付いた場合はアクションポイントが増えていくことになります。増えたアクションポイントを《小脳プロセッサ》によるドローや、アイテムカードのプレイ、武器《共生の銃撃》での攻撃に変換するのが《ダッシュ I/O》の強力な動きとなります。特にアクションポイントが4~5まで増えた状況から武器《共生の銃撃》を連射する動きは相手にトドメを刺す強力なプレイなので意識しましょう。

《Spark of Genius》はリソースをXX払うことで、デッキからXコスト以下の機械技師アイテムをサーチして闘技場に出す効果と、更にこのターンにブーストしていた場合1ドローする効果を持ちます。簡単に条件を満たすことができ、《Spark of Genius》1枚が、場に出すアイテムと1ドローになるので、直接的にアドバンテージを稼いでおり、非常に強力なカードです。
先手などでリソースが潤沢な時は4リソースを払いX=2などでプレイすることはありますが、基本的にはX=0の0リソースを使用してデッキから0コストのアイテムを展開して、1ドローするという使い方が強力なカードです。
0コストのアイテムは《Teklo Core》や《小脳プロセッサ》、《バックアップ手順:RED》、《高性能手榴弾》などを状況に応じて出すことができます。《Spark of Genius》は続行のないアクションなので、使うと基本的にはターンが終了してしまうのが難点ですが、《高性能手榴弾》などの「クランク」を持つカードをサーチし、「クランク」を選択することでアクションポイントを獲得し、疑似的な続行として使うこともできます。

《Teklo Core》は自分のアクションフェイズ開始時に2リソースを出す効果を持つシンプルかつ強力なアクションです。2個の蒸気カウンターが置かれ闘技場に出るため、リソースを出してくれるのは2ターンになります。《Teklo Core》が置かれている状況から1コストのブーストカードを使用し、その後胴装備《Teklo Foundry Heart》でリソースを2に増やして再度ブーストカードを使用していくというのが《ダッシュ I/O》の強力な動きの一つです。ブーストカードの3回使用を条件とする代わりに凄まじい打点効率を持つ《最高速度》も《Teklo Core》が出ている状況だとグッとプレイしやすくなります。

5.Armory deck Dash デッキリスト フルパワーで改造案

Fabraryリンクはこちら

更に追加しているカードを赤字で記載しています。

[Red]
3:《Backup Protocol: RED》
3:《Boom Grenade》
1:《Convection Amplifier》
3:《Data Link》
3:《Dive Through Data》
3:《Fast and Furious》
3:《High Octane》
3:《Maximum Velocity》
3:《MetEx》
3:《Out Pace》
3:《Pulsewave Harpoon》
3:《Sprocket Rocket》
3:《T-Bone》
3:《Throttle》
3:《Twin Drive》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Yellow]
3:《Boom Grenade》
3:《Spark of Genius》
3:《Zero to Sixty》
3:《Zipper Hit》

[Blue]
3:《Cerebellum Processor》
1:《T-Bone》
3:《Teklo Core》
2:《Teklo Pounder》
3:《Zipper Hit》

[Weapon]
《Symbiosis Shot》

[Equipment]
《Achilles Accelerator》
《Adaptive Plating》
《Bracers of Belief》
《Crown of Providence》
《Teklo Foundry Heart》
《Viziertronic Model i》

フルパワー版ですが、買い足すカードは少な目です。

《Adaptive Plating》はどこにでも装備できる面白い効果を持つ装備品です。また、防御時に自分の「アイテム」を1つ破壊することで防御値が+2上がり、単体で防御3の装備として使うことができます。《ダッシュ I/O》は攻撃に使用できる手札が多いほど強くなるヒーローなので、厄介なヒット時効果を持つ攻撃をプレイされて、防御せざるを得ない展開が苦手です。《Ease Face》、《最も脆い所》、《Command and Conquer》等はプレイされると厄介なカード達です。

それらの厄介な攻撃を、他の頭や胴装備と組み合わせて、装備だけで防げるようになる《Adaptive Plating》は便利です。どうせ次のターンに壊れるカウンターが乗っていない《高性能手榴弾》などを《Adaptive Plating》のコストに使用するのが理想的なパターンですね。腕に装備するのがオススメです。

《Crown of Providence》は同様に《Command and Conquer》を避けれる装備品として優秀です。また、《ダッシュ I/O》の場合、デッキトップが確認できるので、手札の不要なカードをデッキトップの欲しいカードと入れ替える使い方もできるため、是非装備したい一枚です。

追加のアクションカードは3種。

《Pulsewave Harpoon》は1コス4点ブーストに加え、「戦闘チェインで行っているブーストの数(このカードも含む)だけ、相手が手札を選んで公開し、その中からブーストした数以下の防御値のカードを1枚選んで防御に強制的に使用させる」という疑似的な手札破壊効果を持ちます。ブースト→ブースト→《Pulsewave Harpoon》とプレイできればX=3となり、相手は3枚の手札を公開、防御値3以下のカードを1枚選んで防御に使用させることができます。特にお互い手札を保持したいアグロ同士で、相手のキーカードを抜くことができれば大きなリードとなるため強力なブーストカードの1枚です。「戦闘チェインのブースト数」を参照するので、ブーストを使用した後に、《Teklo Foundry Heart》を起動したり《Spark of Genius》をプレイしていると、戦闘チェインリンクが切れてしまい、その前に使ったブーストカードはカウントできない点には気を付けましょう。

《Twin Drive》は各種ブーストを参照するカードとシナジーがあります。2回ブーストと書いてあるシンプルな2コスト5点のカードで、2回ブーストすること自体に単体での意味はありません(続行を2つ得ることはできないため)。最も採用する理由となるのは《最高速度》とのシナジーでしょう。「青いカード、《Twin Drive》、0コストブーストカード、《最高速度》」の手札で、《Teklo Foundry Heart》の起動を絡めることで《最高速度》までお手軽にプレイできます。《High Octane》や《Pulsewave Harpoon》ともシナジーがあります。逆に、これらのカードとのシナジーを重視しない場合、特に《最高速度》を採用しない安定重視の構築の場合は《Twin Drive》は採用せずに、他の0-1コストの「ブースト」カードにした方が良いでしょう。

《Teklo Pounder》は2コストのアイテムなので、《ダッシュ I/O》の能力で展開することはできませんが、先手で《Spark of Genius》からサーチしたり、プレイしたりするカードとして強力な1枚です。また、防御的な相手には毎ターンの平均打点ではなく、1ターンの打点を高める必要があるので、そういった相手へのセットアップカードとしても優秀なアイテムです。

・おまけ ルール上の注意

《ダッシュ I/O》のデッキトップを見れる能力は、優先権を保持しているときにのみ見ることができます。
具体的には「自分がカードをプレイできるタイミング」ですね。

対戦で起こりうるシチュエーションでは「ブースト」しているターンに《Spark of Genius》X=0でプレイして、デッキから《高性能手榴弾》を場に出した際、処理としては
①《Spark of Genius》の効果でアイテムが場に出る
②出たアイテムが「クランク」を持つ場合、「クランク」するかどうか決める
③《Spark of Genius》の効果で1ドローする
という解決になりますが、この際の②のタイミングの最中は、デッキトップを見ることはできません。出たアイテムを「クランク」するかどうかを決めるため判断材料として、次にドローするカードをチェックしたいところですが、それはできない、ってことですね。
これは《Spark of Genius》の効果処理中に「クランク」が発生するから、という例外的な処理であり、普通にアイテムをプレイして「クランク」する際や、デッキトップからアイテムをプレイする際にはデッキトップを確認可能です。
要は
・カードをプレイしたり攻撃したり防御するタイミングでは優先権が発生するのでデッキトップ確認可能
・カードや能力の処理中はデッキトップを確認できない
です。

是非この機会にアーモリーデッキからCC構築を始めてください!

以上です。お読み頂きありがとうございます。


Hiroyuki Tansei/どくいろ @fab_dokuiro
お気に入りヒーロー:《Lexi》,《Fai》,《Kayo》
お気に入りカード:《Art of War》
ホームショップ:TableGameCafe’Shuffle、TCG Shop Go Again
史上初の日本選手権で優勝。CallingTokyoTop8。日本屈指の強豪プレイヤー。手数、打点を読む洞察力が強み。アグロデッキが得意。

みんなのコメント

コメントはまだありません

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

「コメントを送信」ボタンを押すとガイドラインに完全に同意したものと見做されます。
規約に違反する書き込みは削除・編集が行われる可能性がございますので何卒ご了承ください。