【ヒーロー紹介】Dromai|灰を力に。帝国の陰謀に振り回される竜姫

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Dromai / Dromai, Ash Artist

今回は「Uprising」より「Draconic」「Illusionist」クラスの《Dromai》を紹介します。

《Dromai》は「Volcor」出身の「Draconic」「Illusionist」。
生まれ持った才能により、灰《Ash》トークンをドラゴンに変化させることができます。
大量のドラゴン達で闘技場を埋め尽くしましょう!

※2024年5月10日現在CC Living Legendに指定されているヒーローです。CCでは使用できないのでご注意ください。

ヒーローを6つのステータスで可視化してみました。《Dromai》はバランスのいいステータスをしていて、他のヒーローのように1ターン目から最大火力を出せるヒーローではありません。ドラゴン達はターンが終了しても消滅することはなく、ずっと闘技場に存在し続けます。これらは追加のライフであり、追加の攻撃力でもあります。ドラゴン達をうまく生存させつつ攻撃できるターンを稼ぐことで最終的に圧倒的な盤面を作りあげることができるのが《Dromai》の強みです。

Dromaiの能力

《Dromai》
4 / 20
あなたが赤のカードをピッチするたび、「Ash」トークン1個を作成する。
このターン、あなたが赤のカードをプレイしていた場合、あなたがコントロールするドラゴンの攻撃は続行を得る。
Draconic Illusionis Hero – Young


Draconic Illusionistが扱うドラゴン達は灰を媒介にして生成されます。そのために必要なのが「Ash」トークンです。


《Ash》
Material – Ashがいずれかのオブジェクトの下に置かれるなら、それはphantasmを持つ。
Draconic Illusionist Token – Ash


《Ash》はこれ単体では特に何もできないトークンカードです。生成方法も一部の「Draconic Illusionist」のカード効果と、《Dromai》の1つ目のヒーロー能力から作成するしかありません。

Droconic Illusionistのドラゴンを作り出すアクションカードは、闘技場の《Ash》を対象にプレイするカードです。闘技場に《Ash》が1つもなければプレイすることができません。例えプレイするドラゴンのアクションカードがコスト1以上で、ヒーロー能力で《Ash》が作成されそうな状況でも《Ash》がない状態では適正にプレイできないので注意しましょう。

2つ目のヒーロー能力は赤のカードを「プレイ」していればドラゴンの攻撃に「続行」を付与するものです。

クラス指定がなく、赤のカードであれば何でもいいので闘技場に既にたくさんドラゴンがいるなら0コストの赤のカードが1枚あればドラゴン達が全員攻撃することができます。いない場合でもドラゴンを召喚するアクションカードはすべて赤のカードなので、ドラゴン達を召喚しながら全員で総攻撃も可能なとても強力な能力です。

DromaiとAlly

《Dromai》を使う上で押さえておきたいのがドラゴン達の性質。FaBのルールでは「Ally」と呼ばれるヒーロー以外のオブジェクトに関する知識です。



《Dromai》が従えるドラゴン達はすべて「Ally」というサブタイプを持っています。通常のアタックアクションカードやアクションカードと違い、コンバットチェインが閉じても墓地にいくことはありません。ライフを持った装備品のような性質を持っています。

このドラゴン達を使う上で覚えておきたい最低限のルールが4つあります。

  1. Allyは相手が攻撃の対象として選ぶことができる
  2. Allyの体力が減っていた場合はターン終了時に最大値まで回復する
  3. 相手がAllyに対して攻撃してきた場合、その攻撃を防御することもリアクションを使うこともできない
  4. ドラゴン達は下にある《Ash》の能力で「Phanstasm」を持っているので、6以上のIllusionist以外のアタックアクションカードで防御された場合は破壊される

もしあなたが《Dromai》をプレイしていて、対戦相手がAllyについて知らなかった場合は最低限これを教えてあげてください。他にもAlly関連で覚えないといけないことはあるのですが、《Dromai》マスターになると決めたときに覚えればいいでしょう。

Dromaiと相性の良いカード

まずはなんといってもドラゴンを召喚するカード達です。《Dromai》の攻守の要であり、《Dromai》をプレイする理由でもあります。



ドラゴンのカードは全て両面カードになっていて、表面は召喚のためのアクションカード。裏面は召喚したあとのAllyのカードになっています。



少し厄介なのが、カードに書かれていない能力をこのカード以外から得ていることです。

《Ash》トークンを対象にドラゴンを召喚した場合は《Ash》トークンの能力で「Phantasm」の能力を持っています。さらにドラゴン達が攻撃するためのアタックの能力は《Dromai》の持つ武器の《Storm of Sandikai》にあり、攻撃に「続行」が付く能力は《Dromai》本人が持っています。

《Dromai》のことを知らない人が見た場合混乱することが多いので、アーモリーイベントなどのカジュアルな場ではルールについて教えてあげれるようにしておくと良いですね。

ヒーロー能力の条件を満たし、ドラゴン達のアタックに続行を付与するには赤のカードをプレイする必要があります。ドラゴン達を召喚するカードをプレイすれば条件は達成できますが、それ以外にもⒸ0のカードでサポートすることで更なる攻撃力や汎用性を得ることができます。



《Ravenous Rabble》はプレイ時にデッキの一番上を公開し、そのカードのピッチコスト分のが下がる効果を持ちますが、《Dromai》はデッキのほとんどが赤のカードなので概ね4続行のカードとして運用することができます。

そして《Dromai》が使役するのは大きいドラゴン達だけではありません。


《Rake the Embers》
0 / Ⓒ1
Ashトークンを1つ作成する。その後、あなたがコントロールしている最大3つのAshを「Aether Ashwing」に変身させる。
続行
Draconic Illusionist Action


《Aether Ashwing》
1 / 1
Arcane Barrier 1
Draconic Illusionist Token – Dragon Ally


《Aether Ashwing》は能力もほぼないドラゴンですが、とにかく使い勝手のいいドラゴンです。将棋でいう「歩」のようなものであり、斥候のような働きをしてくれます。《Rake the Embers》では最大3体出てきたり、攻撃のおまけで出てくるので気づいたら闘技場に4体くらいいます。

ゲームを始めたばかりでは強さに気づきにくいですが、慣れてくると他のドラゴンより好きになることもあるかもしれないくらい攻守に活躍してくれます。

Dromai Specialization

今回はDromai Specializationの中から《Red Hot》を紹介!


《Red Hot》
1 / Ⓒ2 / 4 / 3
Dromai or Fai Specilization
Rupture – これがチェインリンク4以上でプレイされたなら、これは”これでアタックしたとき、あなたのデッキの一番上からX枚のカードを公開する。XはあなたがコントロールするDraconicチェインリンクの数である。これにより公開したカードの赤のカードの枚数分のダメ―ジを望む対象に与える。その後、シャッフルする。”を得る。
Draconic Action – Attack


《Dromai》と《Fai》には記事公開時点では単体のSpecilizationのカードがありません。前回紹介した《Rise up》にしてもこの《Red Hot》にしても2人のSpecializationになっています。

《Red Hot》はDraconicチェインリンクを沢山稼いで、デッキの上から赤のカードを沢山公開することで相手に大ダメージを与えるカードです。

《Dromai》はデッキ構築の性質上、赤のカードが多いので上から公開する枚数=与えるダメージになりやすく強力です。さらにDraconicチェインを稼ぐ方法も《Aether Ashwing》を闘技場に大量に用意することで容易にチェインを稼ぐことができます。

さらにこのRed Hot効果で与えるダメージは物理でもArcaneダメージでもないので、防ぐ方法がほとんどありません。特定の軽減効果のみでしか防げないダメ―ジなのでフィニッシャーとして十分な性能を持っています。

まとめ

①ドラゴンはターンが終わっても消えない!闘技場をドラゴンで埋め尽くそう!
②ライフと盤面のバランスを取ろう!死なないようにしながらドラゴンでたくさん攻撃しよう!
③手札の選択肢が多いため少し難易度が高い!練度を上げて《Dromai》を使いこなそう!
④盤面制圧!闘技場にドラゴンをたくさん並べたい人や、ドラゴンそのもののビジュアルが好きな人にオススメ!

今回は《Dromai》を紹介しました。

《Dromai》はデッキのほとんどが赤のカードで構成されています。

通常のヒーローは赤のカードと青のカードをバランスを考えてデッキを作ります。赤のカードはプレイしたい、攻撃に使いたいカード。青のカードはプレイよりもピッチのコストとして使いたいカードとしてデッキを構成します。バランスよく引ければいいですが、赤のカードを手札に固めて引いてしまったり逆に青のカードを引きすぎた場合はうまく行動することができません。

《Dromai》はデッキのほとんどが赤のカードなので、赤のカードをピッチして赤のカードをプレイします。赤のカードをピッチすることでヒーロー能力で《Ash》を作成することが主な目的ですが、他のヒーローと違いデッキのすべてのカードがプレイしたいカードで構成されているため、一般的にいう「事故」の状態がほとんどありません。手札のカードをどう使うか難しい面もありますがプレイヤーが成長するにつれて強くなっていくヒーローです。

ちなみにドラゴン達にはちゃんとそれぞれ性別があります。このあたりの雑学もFlesh and Bloodの公式サイトにある記事で語られています。FaB雑学として覚えておくと「へぇ~」となること請け合い。

ご拝読頂きありがとうございました。


「TCGShop GoAgain」では今回ご紹介した《Dromai》のオリジナル構築済デッキを安価で販売しております。買ってすぐ《Dromai》の楽しさを堪能頂ける内容となっておりますので《Dromai》が気になった方は是非チェックしてください。

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