Kano / Kano, Dracai of Aether
《Kano》はRatheの燃える大地「Volcor」出身。王族の血をひいており、炎を操ることができます。
炎による魔法は相手に致命的なダメージを与えます。
※ 2024年2月23日時点でBlitz Living Legendに指定されているヒーローです。
ヒーローを6つのステータスで可視化してみました。《Kano》は他の一般的なヒーローと比べライフが30しかないため、同じようにダメージを交換し続けると先に倒されてしまいます。「Wizard」クラスはアタックはほとんどしないためアタック力は低く、手数や対応力も低いですが、それを補って余りあるArcaneダメージの出力があります。油断している相手を1ターンで倒してしまうこともしばしばあり、とてもピーキーな性能をしています。
Kanoの能力
《Kano》はデッキの一番上のカードがアタックではないアクションカードの場合、インスタントとしてそれをプレイすることができます。アタックはできませんが、「Wizard」クラスにはArcaneダメージを与えるアクションカードが多く存在しています。
デッキをこれらのArcaneダメージを与えるアクションカードで固めることでいつでもデッキのトップのカードをプレイすることができます。
ただし、デッキの一番上に何があるかはわからないのでヒーロー能力を起動してデッキの上のカードを確認するまでは何をプレイできるかわかりません。想定外のダメージを与えることができる反面、予想を下回るダメージしか与えれないこともあり、選択肢が多いが故に難易度と面白さを増幅させています。
相性の良いWizardクラスのカード
基本的にArcaneダメージを与えるアクションカードにはGo againがありません。Arcaneはそもそも防ぎにくいダメージで、相手にリソースと装備を要求するからです。しかし《Kano》は自身のヒーロー能力を使うことでアクションカードがGo againを持っていなくとも、アクションカードをインスタントカードかのようにプレイすることができます。それにより1ターン中に何度もArcaneダメージを持つアクションカードをプレイすることが可能です。「Wizard」クラスにはプレイすることで以降のArcaneダメージを増幅するカードがあり、それらとこの連続でArcaneダメージを与える行動の相性が抜群です。
どちらも「これによりダメージを与えた分だけArcaneダメージを増幅する。」効果を持っています。
《Aether Flare》は次のアクションカードのArcaneダメージを、《Aether Wildfire》は相手ターンにプレイしていれば、このターンにアクションカードから発生するArcaneダメージ全てを増幅させます。
中でも《Aether Wildfire》は以降にプレイしたアクションカードすべてのダメージを増やすことができるので、とても強力です。これのあとに多くのアクションカードでダメージを与え続ければ《Aether Wildfire》で与えたダメージを更に与えることができます。
このように《Kano》はArcaneダメージを増幅することが得意なのでArcaneダメージを増やすことで効果が増すアクションカードとも相性が良いです。
《Aether Spindle》
Ⓡ1 / Ⓒ2 / Ⓓ3
対戦相手のヒーローを対象とし、4点のArcaneダメージを与える。
Opt X 。Xはこれにより与えたダメージに等しい。
Wizard Action
《Aether Spindle》はダメージを与えることでその分のOptができるアクションカードです。通常は最大でもOpt4までしか行うことができませんが、前述のArcaneダメージを増幅する効果を合わせてつかうことでより多くのOptができるようになります。
OptはKanoの悩みであった「効果を起動してデッキの一番上を確認するまでカードがわからない」悩みを解消してくれるだけでなく、Optが5以上になれば次のターンの手札とその時のデッキの一番上のカードまで操作できるようになります。完全にプランさえ整えることができればブロックするカードや、ピッチするカードも予め計算できるため、ダメージを最小減に抑えつつ、相手により多くの被害を与えることができます。
「Wizard」クラスはダメージだけではなく、それをサポートするアクションカードもそろっています。
《Gaze the Ages》
Ⓡ3 / Ⓒ0 / Ⓓ3
Opt 2
このターン、あなたが他のWizardクラスのアタックでないアクションカードをプレイしていたなら、これを解決した後、このカードを手札に加える。
Wizard Action
先述した通りOptは《Kano》と相性のいいキーワード能力です。しかも《Gaze the Aegis》はすでに「Wizard」のアクションカードをプレイしていれば手札に戻ってくる効果があり、ヒーロー能力に使うⓇⓇⓇのコストを返還したうえに、Optをすることができます。《Kano》のデッキはリソースを大量に使って戦う関係上、青カードがたくさん必要ですが、その中でもプレイしたいカードはとても貴重です。《Gaze the Aegis》はピッチ用カードでありながらもプレイの価値が高いカードとしてデッキを支えています。
Kano Specialization
まずはKano Specializtionから《Blazing Aether》を紹介!
《Blazing Aether》
Ⓡ1 / Ⓒ0 / Ⓓ3
Kano Specialization
対象のヒーローにX点のArcaneダメージを与える。Xはこのターンにそのヒーローに与えられたArcaneダメージに等しい。
Wizard Action
《Blazing Aether》は《Kano》を象徴するカードです。このターン与えたArcaneダメージを更に与えるので、実質的にダメージを2倍にする効果を持っています。さらに複数使うことで2倍、4倍とダメージが倍々で増えていくのでフィニッシュブローとして強力です。
ただし、《Blazing Aether》で大ダメージを与えるにはそれまでに連続でカードをプレイしていなければならず、さらに連続でプレイできた、その後に《Blazing Aether》を都合よくプレイしなければいけません。その手助けをしてくれるのが《Lesson in Lava》です。
《Lesson in Lava》
Ⓡ2 / Ⓒ1 / Ⓓ3
Kano Specialization
対象の対戦相手のヒーローに3点のArcaneダメージを与える。
これによりダメージが与えられたなら、あなたはあなたのデッキからコストがこれによって与えられたダメージ以下のWizardクラスのカードを探し、公開してもよい。その後デッキを切り直しそのカードをデッキの一番上に置く。
Wizard Action
《Lesson in Lava》はダメージを与えながらも、次にプレイするカードをデッキから探して確保することができるカードです。前述の《Blazing Aether》はⒸ0なので、《Lesson in Lava》でダメージを与えれば必ず探すことができますし、続けてプレイすることでさらなる大ダメージを狙うことができます。
KanoとWizardのコンボ
《Kano》は連続魔法でダメージを与えるヒーローのため、カード1枚1枚を見てもどうやってダメージを出すのかイメージがつきにくいです。
今回は例を出しつつどうカードをプレイすればどれだけダメージを与えられることができるのか紹介します。
実践例
自分のターンで手札は4枚です。青カード3枚と、《Lesson in Lava》を1枚持っています。
まずは《Kano》の能力を使ったところ、《Aether Flare》が追放されました。
《Aether Flare》をプレイし、相手に3点のArcaneダメージを与えました。これにより次にアクションカードが与えるArcaneダメージが3点分増えました。
《Aether Flare》は《Kano》の能力によりインスタントとしてプレイしているのでアクションポイントは失っていません。次に手札から《Lesson in Lava》をプレイします。
《Lesson in Lava》は《Aether Flare》の効果で3点ダメージが上がるので、6点のArcaneダメージを与えました。これで、デッキからⒸ6以下のカードを探してこれるので、《Blazing Aether》を探してデッキの一番上に置きます。
この後、《Kano》の能力を起動しデッキの一番上にある《Blazing Aether》を追放しプレイします。
このターン与えたダメージは《Aether Flare》の3点と《Lesson in Lava》での6点なので合わせて9点のダメージをさらに与えます。これでこのターン18点のダメージを相手に与えることができました。
このようにヒーローの能力で追放したカードと手札のカードを上手く組み合わせることで大ダメージを与えることが可能です。
こう見ると簡単にダメージを蓄積させることができるように見えますが、《Kano》の能力とカードのプレイに合わせてⓇ8が掛かっています。デッキに青カードがたくさんないと手札のカードとヒーロー能力が上手く起動できないのでデッキ構築のバランスも大事なヒーローです。
まとめ
①Arcaneダメージのアクションカードを使って戦う!アタックはほとんどしない。
②連続Arcaneダメージで相手に大打撃!
③ライフは貧弱!倒されるまでにコンボを決めろ!
④カードを連続で使って大ダメ―ジを狙う戦い方が好きな人、一つを極める職人肌の人にオススメのヒーロー!
《Kano》はArcaneダメージを扱うアクションカードでダメージを出していくため、一般的なヒーローが行う、「アタックしてブロックされる」行為を行いません。「Wizard」クラスの戦いは他のヒーローとは違う経験値が必要になるので使う側も使われる側も別のゲームを遊んでいる感覚になります。
コンボのルートを見極めたり、ヒーロー能力がいつでも使えるインスタント能力のため、プレイの幅が広く使い続けることでの経験値が重要なヒーローです。熟練者の使う《Kano》は何もなくともプレッシャーが半端ないです。
是非超大ダメージを狙いたい方は《Kano》で1ターンキルを狙ってみてください。
ご拝読頂きありがとうございました。
みんなのコメント
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これ、コモナーなら使えるヒーローなのかな?
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