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Azalea / Azalea, Ace in the Hole
《Azalea》はこの世界の暗黒街「Pits」出身。弓矢で正確に標的を仕留める暗殺者です。
その引き絞った一撃は防御が難しく、相手に甚大な被害を与えます。
ヒーローを6つのステータスで可視化してみました。《Azalea》は攻撃面に偏ったステータスをしています。ディフェンス力や対応力が低い代わり、アタック力、そして一撃力が飛びぬけて高い性能をしています。それに加え、最新カードの追加により妨害力もFaB随一の性能になりました。暗殺者として攻撃される前に相手を倒してしまうヒーローの背景にあった性能といえるでしょう。
Azaleaの能力
《Azalea》のヒーロー能力はアーセナルにあるカードをデッキの一番下に送ることでデッキの一番上のカード1枚を表向きでアーセナルに置き、それが「Arrow」なら「Dominate」を付与するものです。(Dominate – これをブロックしているプレイヤーは手札から1枚より多い枚数でブロックできない)
アーセナルにある不要なカードを入れ替えるだけでなく、入れ替えたカードが「Arrow」のカードならDominateを付与することもできます。《Bravo》のDominateを付与する能力がⓇⓇなことを考えるとコストなしでDominateが付与できるのは破格です。
さらに「Arrow」は妨害系のヒット時効果があるものが多いのでブロックが困難なダメージを与えつつ相手の行動まで縛ることができます。
Bow,Arrow,Ranger
「Ranger」クラスは一般的なクラスと違い、武器で攻撃することができません。主に武器として装備するのは「Bow」。すべてが手札から「Arrow」のカードをアーセナルに置く効果を持っています。
《Death Dealer》
アクション（1ターン1回制限）― Ⓡ：あなたのアーセナルにカードがないなら、あなたは手札からarrowカード1枚を表向きであなたのアーセナルに置いて良い。そうしたなら、カードを1枚引く。Go again
Ranger Weapon – Bow(2H)
「Arrow」は「Bow」を装備していないと使うことができず、さらにアーセナルからしかプレイできないという特性を持っています。そのためプレイするために弓の能力を起動し、アーセナルにプレイしたいカードを置き、さらにコストを払ってプレイする。といった流れが必要です。
「弓に矢をつがえ、引いて撃つ。」能力によって情景が想起できるのは少しエモいですね。「Bow」はそれが武器単体で攻撃できないかわり、クラス特有の「Arrow」のカードは他のアタックアクションカードと比べて効果が強力になっています。
それぞれが異なるヒット時効果を持っている
「Bow」と「Arrow」を上手く使いこなして戦うのが「Ranger」クラスの醍醐味です。
相性の良いRangerクラスのカード
まずはアタックの核、「Arrow」カード達を紹介します。これらは基本スペックは同じですがヒット時の効果がそれぞれ違います。
「Outsiders」で登場したこれら3種類「Arrow」は、ヒット時にそれぞれ別のデバフ（妨害）トークンを相手に与えます。赤はダメージ、緑はアーセナルと武器のダメージ減少、青は相手のターン終了時にアーセナルと手札をすべてデッキの一番下に送らせるので相手はアーセナルにカードを置くことができません。
もらいたくないデザイン
しかも、これらデバフトークンを与えるのは「Arrow」の効果だけではありません。
アクションカードにも「次の「Arrow」アタックにデバフトークンを相手に与える効果を付与する。」効果のカードがあります。これらはその効果が重複してもその重複分の数のトークンを相手に与えることができるので同じ効果の「Arrow」に効果を与えても問題ありません。多くのアクションカードを使用してアタックのⓟを上げることで多くのダメージを与えた上にデバフトークンまで与えることができます。
さらにダメージを多く与えるために、《Azalea》の能力でDominateを付与したい…。多くの人がそう考えます。そんなDominateを補助するカードも紹介します。
キーワード能力の「Opt 1」は「デッキの一番上のカードを1枚確認してそれを一番下に送ってもよい。」効果です。デッキの一番上のカードが強い「Arrow」カードならヒーロー能力でアーセナルと入れ替えることでDominateを付与できるのでダメージをすべて防ぐことを阻害します。
「Arrow」の強みは1点でもダメージを与えることができればすべての能力が発揮されることです。バフアクションによって付与されたヒット時効果と「Arrow」自体が持つヒット時効果を合わせてDominateで攻撃することにより多くのダメージと多くの効果を相手に与えることができます。
Azalea Specialization
Azalea Specializationの中から今回は《Red in the Ledger》を紹介します。
《Red in the Ledger》
Ⓡ1 / Ⓒ1 / Ⓟ5 / Ⓓ3
Azalea Specialization
これがヒーローにヒットしたなら、相手は次のターンにアクションを1回しか行うことができない。
Ranger Action – Arrow Attack
ここにFaBのアクションポイントの概念を破壊するカードがあります。これはGo againを失わせる効果ではなく、アクションポイントがどれだけあったとしてもアクションが1回しか行えない効果です。たとえ「Ninja」クラスがGo againの連撃を計画していても初撃で終了してしまいます。相手が1回しか行動しないなら防御も最低限でいいので、次のターンの攻撃の準備に集中することができます。
《Azalea》は相手の攻撃をブロックするのが苦手なので、攻撃によって相手をコントロールします。《Red in the Ledger》はⓅ5で簡単に防御できるように見えますが、ヒーロー能力でDominateが付与されたり、アクションカードでⓅを上げることができるので実践では見た目以上に防御しにくい攻撃です。Specializationの攻撃を多く使うことで自分の攻撃は強力に、さらに相手には不自由を迫るのが《Azalea》の強みです。
どんな強いカードも引けなければ関係ないのがカードゲームの常。
しかし、《Azalea》には「Arrow」をサーチできるSpecializaitonがあります。
《Nock the Deathwhistle》
Ⓡ3 / Ⓒ0 / Ⓓ3
Azalea Specialization
あなたのデッキからarrowカードを1枚探し、公開する。その後デッキを切り直し、そのカードをデッキの一番上に置く。
Reload（あなたのアーセナルにカードがないなら、あなたは手札のカード1枚をアーセナルに裏向きで置いてもよい。）
Go again
Ranger Action
《Nock the Deathwhistle》をプレイすることで好きなカードをデッキの一番上に探して置ける上に、Reloadの効果もついています。手札さえ潤沢にあれば好きな「Arrow」をヒーロー能力でアーセナルと入れ替えてDominate付きで放つことができます。
《Nock the Deathwhistle》の存在により《Azalea》はデッキの矢が実質3枚ずつ多い状態でゲームを始めることができているので、1ターン目からSpecializationをDominateで打つことも夢ではありません。
まとめ
①Dominate付与の高パワー「Arrow」で相手を圧倒！
②ヒット時効果のデバフ効果で相手を束縛！
③防御は苦手、攻撃は最大の防御！
④強力な「Arrow」による効果で相手をコントロールしたい人、カードを入れ替えたり、強化したり、サーチしたりとパズルのようなゲーム体験が好きな人にオススメのヒーロー！
《Azalea》は「Arcane Rising」登場のヒーローですが「Outsiders」の発売と共に大きくデッキが変わりました。
度重なる強化によりダメージを与える効率が格段に上がったので相手を素早く倒せるようになり、与える妨害効果もより高いものになっています。
他にもAIMカウンターや墓地利用など、《Azalea》の強みがまだまだ多くありますので、気になった方は是非《Azalea》と遊んでみてください。
ご拝読ありがとうございました。
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