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はじめに

「Flesh and Blood」（以降FaB）にはブレイクポイントという理論があります。ざっくりというとⓅ(パワー値)1/4/7/11は強い、という話です。
なぜ、Ⓟ1/4/7/11は強いのでしょうか。その理由をご説明します。
Ⓟ1/4/7…が強い理由には、FaBのカードデザインが深くかかわっています。

Flesh and Bloodのカードデザインからわかる重要性

まず、多くのカードのⒹ(ディフェンス)値は3に設定されています。

例外としては、Go againがついているカードや、高スペックに設定されているものはⒹ2やⒹ無しに設定されていることもあります。

また、防御のみに使用できるディフェンスリアクションやブロックカードはⒹ4以上を持ちます。

つまり、Ⓟ4点の攻撃は、防御用のディフェンスリアクション・ブロックカードを持っていない場合カード1枚では防ぎきることができません。そこが強力な点となります。
特にヒット時効果を持つカードがブレイクポイントになることは大きな意味を持ちます。

具体例について

最も分かりやすいのは《Snatch》でしょう。

0コストⓅ4点なのでリソースもいらず、これ1枚で攻撃できますが、ブロックする側は
①:Ⓓ4点を持つディフェンスリアクションやブロックカードで防御する
②:手札からⒹ3点の1枚とⒹ1点の装備品1枚で防御する
③:手札を2枚防御に使い防御する

のいずれかをしなければヒットしてしまい、相手に1ドローを許します。装備品が壊れた終盤では特に③の状況になることが多く、手札1枚で相手の手札を2枚要求できるわけです。これがブレイクポイントの強みです。

終盤での重要性について

お互いに装備も使い果たし、ライフも残りわずか。。。な状況となったときに、このブレイクポイントは大きな意味を持ちます。自分と相手のライフ1vs1、お互いの攻撃を一切通せない状況でブレイクポイントは単純に「こちらが消費した手札に対して、要求する手札が1枚多くなる」有利な展開に繋がります。相手の手札がⒹ3点のカード4枚の時に、≪Enlightened Strike≫をプレイし、手札1枚を追加コストとして払いⓅ7点の攻撃をすることで、相手のⒹ3点のカードを3枚要求できます。≪Double Strike≫や≪Harmonizerd Kodachi≫は1枚で2枚の手札をブロックに使用させることができます。そして、「相手にブロックの枚数を多く要求すること」ができれば、返しの相手ターンの攻撃は弱くなります。手札1枚を使って攻撃するより、4枚使える方が強力な攻撃ができますよね？終盤、こちらが1枚で2枚の手札をブロックに使用させることができれば、返しの攻撃を2枚の手札で防ぎ、こんどは2枚使って3枚のカードをブロックに使用させて、返しの攻撃を1枚の手札で防ぎ…と手札の枚数が開いていき、どんどんブレイクポイントの攻撃ができる側が有利になっていきます。

ブレイクポイントの値とは逆に、Ⓟ3/6/9のアタックは防がれやすいとも言えます。2コストⓅ6点のカードを使用する為に黄色いカードをピッチしてプレイして、相手が2枚のⒹ3点で防御した場合、手札の消費数はお互い2枚ずつで、ライフの変動がないため、その場では手札/ライフの損得は発生しません。
（ただし、ブロックプレイヤーは、カードが2枚墓地に送られるのに対し、アタックプレイヤーはカードが1枚ボトムに行くので、消耗戦という観点では1枚得します。これは前述の「Fatigue（ファティーグ）」の概念に関連します。）

上記から、1/4/7のブレイクポイントは強力とされています。

ブレイクポイントを意識して作るプレイについて

ブレイクポイントの概念は、デッキに構築する際に意識するのも大事ですが、プレイする際にも知識として活用できます。例としては、Ⓟを強化するカードの効果やMightトークンのⓅ強化効果を載せるアタックをどうするか？といった際にブレイクポイントを意識してⓅ1/4/7になるようプレイすることで、相手にダメージを与えやすくなります。Ⓟを＋3点するアクションを使用した後にⓅ4点のアタックをプレイしてⓅ7点を作ったり、Mightトークンが破壊された後にⓅ6点のアタックをプレイしてⓅ7点を作る、といった感じですね。

終わりに

以上、『ブレイクポイント』についてでした！
基礎的な要素ですがとても重要なポイントですね。少し意識するだけでプレイや構築面に大きな影響を与えるのでこれからは意識してみましょう！

ご拝読ありがとうございました。

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